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イスラム国の目的はイスラム共同体への回帰

シンパが世界中でテロ事件を起こしているイスラム過激派「イスラム国」。彼らの求心力の背景には巧みなメディア戦略があります。イスラム国の目的や戦略について、テロ組織を長年取材してきた軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏にその実態を聞きました。



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イスラム国の目的はイスラム共同体への回帰

イスラム国の目的は共同体への回帰

そもそもイスラム国とはどういったグループなのでしょう? イスラム国は、イスラム共同体への回帰を目的とする過激派武装グループです。

イラクとシリアの一部を占領し、2014年に一方的に国家の樹立を宣言しました。捕虜や自分たちに従わない人たちを斬首したり、異教徒の女性を拉致し奴隷として売買するなど残虐な行為を重ねています。

一方、彼らはネット上で主張を発信する現代的な感覚も持っています。特にTwitter、Facebook、YouTubeといったSNSでは、思想に共鳴する若者たちを直接リクルートするなど、人材発掘を目的として利用しているようです。

イスラム国がネットで伝えているメッセージは、1つはイスラム国の活動に参加せよという呼びかけ。もう1つは、自分たちが住む土地で十字軍、つまり異教徒と戦えという内容です。

イスラム国をアピールする目的で映像

ただ、メディアを使ったこうした呼びかけはアルカイダなども行っていました。イスラム国が従来のテロ組織と異なる点は、端的にいえば制作力の高さです。

彼らは宣伝動画を定期的に制作してネットにアップしているのですが、単なる部隊の紹介ではありません。CG、ドローン、編集技術を駆使して「クールなイスラム国」をアピールする目的で映像を作っています。

戦争映画の予告編PVのような臨場感のある映像や、欧米で人気の高い戦闘ゲームに似せた動画もあります。戦争映画を見て戦闘に憧れる心理に似た高揚感を目的としているのでしょう。

また、欧米社会の堕落を説き、イスラム国がいかに理想的な集団であるかをPRする目的の動画も制作しています。プラスのイメージで釣り上げる手法は、世界中のカルト共通のやり方です。この情報は『ラジオライフ』2016年3月号に掲載されていました。

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