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ワイドFMで広域放送と県内放送に格差が生じた

2016年の春に大阪のAMラジオ局がワイドFM(FM補完放送)をスタート。高音質で聞けるサービスエリアが一気に拡大しました。このワイドFMのサービスエリア、同じFM波でも放送局によって違いがあるのをご存じでしょうか? ワイドFMの登場で、広域放送と県内放送に格差が生じ始めたのです。



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ワイドFMで広域放送と県内放送に格差が生じた

ワイドFMの中継局は山頂に設置

広域放送とは法律上「三以上の都府県の各区域を併せた区域」がエリア。関東・中京・近畿にある8局のAMラジオ局だけが、広域放送局です。大都市圏のFMラジオ局は隣県でもよく聞こえるので、広域放送だと思われがち。実際はTOKYO FMもFM802も広域放送ではなく、県域放送ということになるのです。

隣県までをサービスエリアとする広域放送と県内で収まる県域放送とでは、アンテナの設置に大きな差が見られるのが通常。近畿エリアを例に取ると、奈良県の生駒山では広域放送のワイドFMのFM補完中継局は山頂に設置。7kWで全周をカバーします。

一方、県域放送のFMラジオ局のアンテナは中腹の飯盛山(大阪府大東市)に設置され、大阪方面に向けて10kWの電波を発射しています。アンテナの設置場所や電波の飛ぶ方向にも差が付けられ、出力は低いものの広域放送が優遇されているのです。

ワイドFMのスタートから格差

ただし、関東では広域放送も県域放送も関係なく、東京スカイツリーから7kWとなっているので、県域放送が広域放送と同じように飛び過ぎています。実際、広域放送のワイドFMのFM補完中継局よりも高いところにあるのが県域放送のJ-WAVEのアンテナは設置。広域放送と同じくらい遠くまで飛んでいます。

広域放送と県域放送の格差が目立つようになってきたのは、ワイドFMがスタートしてからです。ワイドFMは本来、補完用の中継局なので目的の地域だけを必要最低限の出力でカバーするのがスジ。しかし多くの場合、その地域における免許の上限出力が割り当てられています。

これまでに47ある民放AMラジオ局のうち、20を超えるラジオ局がワイドFMを開始しています。高音質の電波が昼夜を問わず、広い範囲に飛んでいくので、新たに送信所を設けても、それに見合うだけのメリットがあるからです。この情報は『ラジオライフ』2016年6月号に掲載されていました。(文/手島伸英)

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