懐かしのソニーの歴代カセットテープを振り返る
カセットテープの爆発的な普及につなげた立役者は間違いなくソニー。カセットテープ以外にも、ウォークマンなどのハードを普及させた功績も大きいでしょう。プラケースやデザイン、音質などは常に最先端を走っていたのがソニーでした。懐かしのソニーの歴代カセットテープを振り返ります。
ソニーのノーマルカセットの代名詞
音楽専用の代名詞的高級カセットテープが「HF(初代)」。ソニーのノーマルタイプカセットの代名詞である製品です。ケースに「HIGH QUALITY CASSETTE」と金箔文字が入り、高級感が漂います。
微粒子磁性体を高密度に均一分散させることで、ヒスノイズを低減。また、磁性面の鏡面処理や高精度ガイドローラーの採用など、LNタイプとは一線を画す高級仕様のテープでした。
一方、ソニー製カセットを世に知らしめた立役者が「LOW-NOISE」。1970年代中期におけるソニーのベーシックカセットの代表格です。LN(LOW-NOISE)タイプのカセットで、軽快で印象的なパッケージデザインです。
ソニーの新HFのベーシックランク
白色のプラケース(発売当初)、スケルトン構造のカセットハーフなど、ソニー製品は他社とはひと味違うと感じさせる製品。プラケースの他に、格安の紙ケースバージョンも販売されました。
青いボディーが目を引く最高品質カセットが「AHF」。ソニーのノーマルタイプカセットの最高グレードです。磁性体のガンマヘマタイトを超微粒子高密度化し、高音域を改善。本体には、テープの走行安定性に優れた「DPメカ」を採用しています。
紅白色が眩しいベーシックカセットが「CHF」。「LOW-NOISE」の後継機種で、ラインアップの一新により、ソニーの新HFシリーズのベーシックランクの製品に位置づけられます。共通して「DPメカ」が採用され、使い勝手が良く高コスパ製品でした。
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ラジオライフ編集部
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