東洋漢方製薬,日邦薬品工業「東洋の桂枝茯苓丸料エキス顆粒」成分解説

東洋漢方製薬,日邦薬品工業「東洋の桂枝茯苓丸料エキス顆粒」は、比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える次の諸症：月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身（打撲症）、しもやけ、しみのために6種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

水製乾燥エキス (0.5g): 水を用いて植物などから有効成分を抽出し、乾燥させたエキスで、原料によって効果が異なります。原料となる生薬や植物に含まれる水溶性の有効成分が作用します。原料によって異なりますが、一般に消化促進、抗炎症、血行促進などの効果的です。

ケイヒ末 (0.8g): シナモンの樹皮を粉末にした生薬で、芳香性健胃作用や発汗作用を持ちます。この成分は芳香成分が胃腸の粘膜を刺激して消化液の分泌を促し、また末梢血管を拡張させて発汗を助けます。胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。かぜの初期症状、冷え性、胃腸の不調などに効果的です。

ブクリョウ末 (0.8g): サルノコシカケ科の菌類の菌核を乾燥させて粉末にした生薬で、利尿、鎮静作用があります。この成分は水分代謝を促進し、利尿作用を示します。また、中枢神経系に穏やかに作用し、鎮静効果をもたらします。むくみ、不眠、神経過敏、胃腸障害の改善に効果的です。健胃作用や滋養強壮作用も持ちます。

ボタンピ末 (0.8g): ボタン科の植物の根皮を乾燥させて粉末にした生薬で、鎮痛、鎮静、抗炎症作用を持ちます。この成分はペオニフロリンなどの成分が中枢神経系や自律神経系に作用し、鎮痛・鎮静効果を示します。頭痛、神経痛、月経痛、めまい、のぼせなどの症状緩和に効果的です。

シャクヤク末 (0.8g): ボタン科の植物の根を乾燥させて粉末にした生薬で、鎮痛、鎮痙、抗炎症作用を持ちます。月経痛、筋肉の痙攣や痛み、頭痛、腹痛などの症状緩和に効果的です。

成分の相互作用と総合効果

これらの成分が総合的に作用することで、比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える次の諸症：月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身（打撲症）、しもやけ、しみを効果的に緩和します。水製乾燥エキスが作用, ケイヒ末が作用するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。