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盗聴器発見は3つの周波数だけ調べればよい理由

他人のプライバシーを電波に乗せて赤裸々に暴くデバイスが「盗聴器」です。1980年代に工業製品として盗聴器が大量生産され始めると、VHF帯の周波数が使われるようになりました。しかし、1990年代に転換期を向かえて周波数はUHF帯にシフト。盗聴器発見は3つの周波数だけ調べればよい理由を見ていきましょう。


盗聴器発見は3つの周波数だけ調べればよい理由

盗聴器の周波数はVHF帯が主流だった

室内で交わされた会話を盗み聞く電子機器が「盗聴器」です。危険で怪しげな装置ですが、中身は単なる電波の発信機に過ぎません。マイクが拾った音を、電波に乗せて建物の外へと送信して、盗聴器を仕掛けた側はその電波をキャッチして聞いているのです。

盗聴器が使われ始めたころは、探偵が作った自作品がほとんどでした。使われる電波の周波数もバラバラ。ところが、工業製品として大量生産されるようになると、特定の周波数が使われるようになっていったのです。

1980年代は発信機として扱いやすいVHF帯の周波数がよく使われていました。しかし、VHF帯の業務無線が増えてくると周囲の強い電波による抑圧を受けるようになり、盗聴器の電波のクリアな受信が難しくなってきたのです。

盗聴器の周波数がUHF帯の3波にシフト

1990年代になると盗聴器の周波数は、周囲の電波による抑圧を避けるために電波が空いているUHF帯へとシフトします。これが「UHF帯の3波」で、398.605MHz(Ach)、399.030MHz(Cch)、399.455MHz(Bch)です。

もともとは、あるメーカーが3つの周波数を使った盗聴器と専用の受信機を製造しました。すると、他のメーカーもこれに追従。すぐに盗聴器の周波数のスタンダードになり、AchからCchまでのチャンネル呼称まで付けられるようになったのです。

現在、VHF帯の盗聴器は販売されていないため、盗聴器に使われる周波数はすべてUHF帯の3波といっても過言ではありません。盗聴器発見は3つの周波数だけ調べればよいというのは、こうした理由があるのでした。

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