ネットの活用法や便利なアプリ、お得な買い物テクニックなど知って得する情報を毎日更新しています。

オービスの速度違反を裁判で争うとどうなる?

警察による速度違反の取り締まり方法のうち、「オービス」は路上に設置されたカメラと赤外線ストロボで違反者を自動的に撮影する無人式。このため、オービスによる速度違反の取り締まりでは「そんなスピードは出してない。誤測定だ」と争うケースがあります。このとき、オービスの速度違反を裁判で争うとどうなるのでしょう。


オービスの速度違反を裁判で争うとどうなる?

オービスを誤測定と争う裁判の流れ

オービスによる速度違反の取り締まりは無人式。現場では速度測定と撮影を行うだけです。撮影されたナンバーを元にクルマの所有者に通知を出し、違反者を警察署へ呼び出して違反キップを切る仕組みになっています。

オービスで切られる違反キップは、基本的には赤キップです。速度違反による赤キップは違反点数が6点以上のため、前歴がなくても一発で30日の免許停止です。

オービスの速度違反で呼び出されても、不服ならサインを拒否できます。後日、検察庁へ出頭要請が来るので出頭。略式裁判に応じるようにいわれても、正式裁判に持ち込む意志を伝えると帰され、後日の呼び出しを示唆されるようです。

こうして行われるオービスの速度違反を誤測定と争う裁判は、基本的な流れはどれも同じです。オービスのメーカーの社員を証人として呼び出して証言させるのです。そして、証言内容もほとんど変わりません。

オービスの裁判で証言される測定値

メーカーの社員は「オービスに測定の誤差はございます。誤差の範囲は±2.5%。そこで、生のデータに0.975を掛けたものを測定値とし、かつ、小数点以下を切り捨てます」と証言します。

つまり、オービスの測定値は実際の速度と同じか最大で5%低くなっていて、しかも約1km/h低く測定されているということ。このため、論理上はプラス誤差は絶対に出ないと説明するのです。

そして、必ずこうも付け加えるといいます。「測定が終わると同時にタイマーを作動させ、測定地点(測定終了から数m先)へ車両が到達した時にカメラがシャッターを切ります。測定地点には印(小さな白線)があり、車両の先端がそこへ差しかかった時に撮影します」というのです。

これは、実際の速度がオービスの測定値より遅ければ、撮影地点より手前で撮影されることを意味しています。しかし「本件の写真はちょうど撮影地点で撮影されておりますので、測定値は正確だったといえます」と結論付けるわけです。そんな証言を、裁判官はニコニコと肯いて聞くだけ。もちろん判決は有罪となります。

しかし、タイマーを作動させる測定値と、写真に焼き付けられる測定値が同じなのか、その点の検証がされたことはありません。それでも有罪になるのが、オービスの速度違反を誤測定と争う裁判の実状なのでした。

この記事にコメントする

この記事をシェアする



あわせて読みたい記事