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世界を航行する船の位置を表示できる無料アプリ

「FindShip」は世界中を航行する船舶の位置がスマホから楽しめる無料アプリです。使い方は簡単で、地図をスワイプして見たい場所を表示するだけ。新型コロナで話題になった客船がどこを航行しているかも確認できます。このFindShipはどのように船舶の位置を表示しているのでしょう。


世界を航行する船の位置を表示できる無料アプリ

FindShipが利用しているのはAIS情報

「FindShip」が船舶の位置を知るのに利用しているのは「AIS(自動船舶識別装置)」というシステムです。AISは、GPSで得られた位置情報をVHF帯の電波で送信。お互いにそれを受信しあうことで場所を確認し、衝突を未然に防ぐ仕組みです。

その昔から、海を航海する船はマストに旗を立てたり夜はカンデラを灯したりすることで、お互いの位置が確認できる仕組みがありました。AISはそれをGPSと無線でより精密に行えるようにしたものといえます。

日本国内の場合、500t以上の大型船は必ずAISを使うことが義務づけられています。最近ではヨットでも安全のために使う人が増えています。

現在は、海上保安庁など各国で港や航路を管理する団体がAISを受信してとりまとめ、インターネット上で公開するシステムまで完成。FindShipが利用しているのはこの情報なのです。

FindShipは彼方を航行する船も表示

FindShipはこの公開情報を世界各地から集め、それを地図上にプロットしているというわけ。数多くの船舶が航行し、航海の難所ともいわれる神奈川県と千葉県を結ぶ浦賀水道を見てみると、24時間ひっきりなしに船が航行していることがわかります。

FindShipを使うと、太平洋のはるか彼方を航行する船の位置まで表示できることに驚くはず。VHF帯の電波は、AMラジオが使う中波帯・短波帯と違い、基本的に見えるところまでしか届きません。近くに島もない太平洋上からVHF帯の電波を海上保安庁などまで飛ばすことは不可能です。

どうやって太平洋上の船の位置がわかるかといえば、AISを人工衛星で受信して地上へ送るというシステムがあり、各国がそのための通信衛星を打ち上げているからなのです。

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