三重 松阪警察署

松阪牛の本場として知られる松阪市を管轄する松阪警察署は、年間約15万人が訪れる松阪商人の館など、歴史的観光地の安全確保を担当しています。年間の交通違反検挙数は約3,100件で、市街地での自転車違反の取り締まりに特に注力しています。観光客の多い松阪もめん手織りセンター周辺では、独自の警備体制を敷いており、2023年度の刑法犯認知件数は約420件です。特筆すべきは、江戸時代から続く松阪商人の商道徳を活かした「まちの防犯ネットワーク」を構築し、商店街と連携した防犯活動を展開している点です。また、松阪牛の偽装表示対策として、食品表示監視チームを設置しています。