運転が難しい首都高でもっとも危険な出入口は?
免許取り立ての初心者ドライバーだけでなく、クルマの運転経験が10年以上あっても「首都高速の運転は難しい」と感じる人は少なくないでしょう。実際、首都高速には利用しづらいランプやJCT・PA多く存在しますが、なかでもとくに合流が難しい地点と、行き先がわかりにくく間違えやすい場所を紹介しましょう。
首都高への合流に急加速が必要な出口
数ある首都高速の出入口やJCTのなかでも、合流の難易度が一番高いといわれるのが5号池袋線上りにある南池袋PAの出口です。南池袋PAは、元々あった本線料金所の移転後に空いたスペースを活用したものですが、本線への合流車線が短いのが特徴です。
さらに、南池袋PAから合流車線へ向かう手前には、高速道路でほぼ見かけることがない一時停止の標識が存在。ここで一旦停止したうえで、本線上の車両を確認しつつ急加速して合流することになるため、車間を確認せずに本線へ合流すると追突される危険性が高いのです。
5号池袋線を走り慣れているドライバーであれば、池袋PAの合流が難しいことをわかっているため、合流地点でスピードを落とし譲ってくれることも少なくありません。とはいえ、エンジンパワーが小さい軽自動車や、荷物満載の状態で走行している際は、南池袋PAの利用は避けた方が無難です。
首都高の箱崎ロータリーは周回道路
南池袋PAと別の意味で危険なポイントが、6号向島線と9号深川線が合流する箱崎JCT下側に設置された箱崎ロータリーです。箱崎ロータリーは、箱崎PAと箱崎ランプ・浜町ランプ・清洲橋ランプ、さらには空港リムジンバスが発着する東京シティエアターミナル(TCAT)を利用する際に使われるものです。
箱崎ロータリーは文字通り周回道路となっていて、各ランプ等への出入口や6号向島線と9号深川線方面へ向かう分岐が複雑に組み合わされています。このため、行き先を確認しないまま箱崎ロータリーを走り続けていると、いつまでもロータリーから抜け出せない、あるいは思わぬ方向へ向かってしまうことになるのです。
とくに気を付けたいのが、箱崎ランプの入口を利用するケースで、うっかり一周しているうちにそのまま出口へ出てしまうことも…。この場合も首都高速の通行料金は発生し、ETC車であれば普通車300円、現金車であれば1320円を支払うはめになってしまうのです。
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ラジオライフ編集部
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