道路の積雪状況は国交省ライブカメラで確認する
ここ数年、豪雪の影響で大規模な道路の通行止めが話題になることが多くなりました。2021年末にも、豪雪地帯とは思われていない滋賀県で半日以上の通行止めが続くなど、積雪に関しては油断は禁物です。そこで、冬のドライブで活用したいのが、各地の道路に設置されたライブカメラの映像なのです。
道路の積雪状況をライブカメラで確認
冬季のドライブは、路面状況により快適さが大きく変わってきます。路面が乾燥していれば、夏場と同じように高速で走れますが、雪が積もった状態で同じようにスピードを出せばスタッドレスタイヤ装着でもスリップすることは確実。さらに、路面が凍結した状態ではより減速することが求められます。
積雪や凍結のある道路での走行には、スタッドレスタイヤやチェーンの装着が必須です。さらに、運転には乾燥路面とは違った配慮も欠かせません。このため、道路に設置されたライブカメラで路面に積雪や凍結のある場所をチェックすることで、事前準備や運転への心構えを整えることに役立ちます。
道路のライブカメラ映像を確認する際、一番手軽なのが日本交通情報センター(JARTIC)のWebサイトです。地図上から渋滞・工事・通行止といった交通情報とあわせ、各地に設置されたライブカメラの映像をチェックできます。ただし、JARTICのWebサイトで確認できるライブカメラは高速道路と主要国道の一部に限られるのが難点です。
地域の道路の積雪を確認できるカメラ
より地域や路線を絞り路面状況を確認したい場合は、各地域にある国土交通省の国道事務所(または河川国道事務所)や都道府県が公開するライブカメラ情報をチェックするようにします。これら全国各地のライブカメラサイトは、国土交通省のWebサイト内にある「道路防災情報」メニュー内のリンクからアクセス可能です。
YouTubeなどで公開される、観光地のイベント中継やお天気カメラと異なり、道路に設置されたライブカメラは5~15分おきに静止画が更新されるタイプ。静止画が使われるのは、データ通信量を節約することでアクセス集中時のトラブルを防ぐためですが、路面状況を確認する目的であれば静止画で十分でしょう。
道路のライブカメラを確認する際に注意したいのは、積雪以上に路面の凍結情報が重要だということ。とくに、気温が氷点下で路面が濡れているように見える場合、路面凍結に加え走行する自動車のタイヤで鏡のように磨かれた「ミラーバーン」と呼ばれる滑りやすい路面となっているケースがあるため要注意です。
ラジオライフ編集部
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