カイゲンファーマ「新カイゲンせき止め液W」成分解説
カイゲンファーマ「新カイゲンせき止め液W」は、せき・たんのために7種類の有効成分を配合した鎮咳去痰薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
ジヒドロコデインリン酸塩 (30mg): 中枢性鎮咳薬で、脳の咳中枢に直接作用して咳を抑制します。 この成分は延髄の咳中枢を抑制することで咳反射を弱め、鎮咳効果をもたらします。 乾いた咳や痰の絡まない咳の抑制に効果的です。風邪やアレルギーによる咳を緩和します。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 (75mg): 気管支拡張作用を持つ交感神経刺激薬で、気道を広げることで呼吸を楽にします。 この成分は気管支平滑筋のβ2受容体を刺激して気管支を拡張させ、α受容体刺激による血管収縮作用も持ちます。 せき、たんを伴う呼吸器系症状の緩和、気管支喘息の症状改善、鼻づまりの緩和に効果があります。
グアヤコールスルホン酸カリウム (270mg): 去痰作用を持つ成分で、気道の分泌物を薄め、たんの排出を促進します。 咳と痰を伴う呼吸器系疾患(風邪、気管支炎など)の症状緩和に効果があります。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 (12mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状や、かぜによる炎症反応を緩和します。
無水カフェイン (60mg): 中枢神経を刺激する作用がある成分で、眠気を抑え、一時的な疲労感を軽減します。 頭痛・片頭痛の緩和、眠気の抑制、一時的な疲労感の軽減、呼吸器系の機能改善に効果があります。
キキョウエキス (240mg): キキョウの根から抽出したエキスで、去痰、鎮咳、抗炎症作用を持ちます。 サポニンやフラボノイドなどの成分が気道分泌物を調整し、また炎症を抑制します。 咳、喘息、気管支炎などの呼吸器症状の緩和に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、せき・たんを効果的に緩和します。ジヒドロコデインリン酸塩が作用, dl-メチルエフェドリン塩酸塩が効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、本剤を服用している間は,次のいずれの医薬品も服用しないでください 他の鎮咳去痰薬,かぜ薬,鎮静薬,抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬,乗物酔い薬,アレルギー用薬等)、服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないでください (眠気等があらわれることがあります。)、授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けてください。
適切な用法
次の1回量を1日4回,毎食後および就寝前に服用してください。なお場合によっては1日6回まで服用してもよいが,この場合には約4時間の間隔をおいてください。
[年齢:1回量]
15才以上:10mL
12才以上〜15才未満:6.6mL
12才未満:服用させないでくださいを目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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