ダイト「胃腸薬エースプラス」成分解説
ダイト「胃腸薬エースプラス」は、胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部・腹部膨満感、もたれ(胃もたれ)、胃重、胸つかえ、げっぷ(おくび)、吐き気(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、食べ過ぎ(過食)…のために15種類の有効成分を配合した胃腸薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
炭酸水素ナトリウム (800mg): 重曹とも呼ばれる成分で、制酸作用や緩衝作用を持ちます。 この成分は胃酸を中和して胃内のpHを上昇させ、胃粘膜を保護します。また、尿のpHを上昇させる作用もあります。 胃酸過多、胸やけ、胃もたれ、尿路の酸性化による不快感の緩和に有効です。
沈降炭酸カルシウム (800mg): カルシウム塩の一種で、制酸作用や胃粘膜保護作用を持ちます。 この成分は胃酸を中和して胃内のpHを上昇させ、胃粘膜を保護します。また、カルシウムの供給源としても機能します。 胃酸過多、胸やけ、胃もたれなどの症状改善、骨粗鬆症の予防に有効です。
炭酸マグネシウム (500mg): 制酸作用や緩下作用を持つ成分で、胃酸過多や便秘の改善に用いられます。 胃酸過多、胸やけ、胃もたれ、便秘などの症状改善に有効です。
ロートエキス3倍散 (90mg): ナス科の植物から抽出したエキスを希釈した製剤で、抗コリン作用を持ちます。 胃痙攣、腸管痙攣、気管支痙攣などの症状緩和に有効です。
ケイヒ末 (300mg): シナモンの樹皮を粉末にした生薬で、芳香性健胃作用や発汗作用を持ちます。 この成分は芳香成分が胃腸の粘膜を刺激して消化液の分泌を促し、また末梢血管を拡張させて発汗を促進します。 胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。かぜの初期症状、冷え性、胃腸の不調などに有効です。
チョウジ末 (50mg): チョウジの花蕾を乾燥させて粉末にした生薬で、局所麻酔、殺菌、健胃作用を持ちます。 歯痛、口内炎、消化不良、食欲不振などの症状緩和に有効です。
ゲンチアナ末 (50mg): リンドウ科の植物の根や根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、苦味健胃作用を持ちます。 この成分は苦味成分が味覚受容体を刺激し、反射的に消化液の分泌を促進させます。 食欲不振、胃もたれ、消化不良などの胃腸障害の改善に有効です。
ガジュツ末 (50mg): ショウガ科の植物の根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、健胃、消炎作用を持ちます。 精油成分やクルクミノイドが胃腸の蠕動運動を促進し、また抗炎症作用を示します。 食欲不振、消化不良、腹部膨満感などの胃腸障害の改善に有効です。
ニンジン末 (100mg): ウコギ科の植物の根を乾燥させて粉末にした生薬で、強壮、健胃、滋養強壮作用があります。 この成分はサポニン類(ジンセノシドなど)が中枢神経系や内分泌系に作用し、適応力を高めます。 疲労回復、体力増強、食欲不振、虚弱体質の改善、ストレス抵抗力の向上に有効です。
カルニチン塩化物 (200mg): アミノ酸の一種で、脂肪酸の代謝に重要な役割を果たします。 この成分は脂肪酸をミトコンドリア内に運搬し、エネルギー産生をサポートします。 脂質代謝の促進、疲労回復、運動能力の向上に有効です。
リパーゼAP6 (60mg): 消化酵素の一種で、脂肪の消化を助けます。 この成分は脂肪(トリグリセリド)を分解して脂肪酸とグリセリンにする酵素として機能し、脂肪の消化吸収を促進します。 脂肪の消化不良、脂肪性下痢、胃もたれなどの改善に有効です。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部・腹部膨満感、もたれ(胃もたれ)、胃重、胸つかえ、げっぷ(おくび)、吐き気(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、食べ過ぎ(過食)、飲み過ぎ(過飲)、胃痛、食欲不振(食欲減退)、消化不良、胃弱、消化促進を効果的に緩和します。炭酸水素ナトリウムが作用, 沈降炭酸カルシウムが症状を緩和するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないこと 胃腸鎮痛鎮痙薬、授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること (母乳に移行して、乳児の脈が速くなることがある。)、アレルギー症状を起こしたことがある人。
適切な用法
次の量を食後に、水又はお湯で服用すること。
[年齢:1回量:1日服用回数]
15歳以上(成人):1包:3回
11歳〜14歳:2/3包:3回
8歳〜10歳:1/2包:3回
5歳〜7歳:1/3包:3回
5歳未満:服用しないことを目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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