京都薬品工業,京都薬品ヘルスケア「ファスコン整腸錠プラス」成分解説

京都薬品工業,京都薬品ヘルスケア「ファスコン整腸錠プラス」は、整腸（便通を整える），腹部膨満感，軟便，便秘のために8種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

ラクトミン (20mg): 乳酸菌の一種で、腸内環境を整える作用があります。この成分は腸内に定着して有用菌を増やし、有害菌の増殖を抑制します。また、乳酸の産生により腸内環境を酸性に保ちます。腸内環境の改善、下痢や便秘の予防、免疫機能のサポートに効能を発揮します。

ビオヂアスターゼ2000 (30mg): 消化酵素製剤で、デンプン、タンパク質、脂肪などの消化を助けます。消化不良、胃もたれ、胃部膨満感、食欲不振などの改善に効能を発揮します。

ニコチン酸アミド (5mg): 水溶性ビタミンの一種で、細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たします。この成分はNAD・NADPという補酵素の一部として、糖質・脂質・タンパク質の代謝に関わります。また、末梢血管を拡張させる作用もあります。皮膚や粘膜の健康維持、エネルギー代謝の促進、血行改善に効能を発揮します。

沈降炭酸カルシウム (225mg): カルシウム塩の一種で、制酸作用や胃粘膜保護作用を持ちます。この成分は胃酸を中和して胃内のpHを上昇させ、胃粘膜を保護します。また、カルシウムの供給源としても機能します。胃酸過多、胸やけ、胃もたれなどの症状改善、骨粗鬆症の予防に効能を発揮します。