佐藤製薬「新トニン咳止め液」成分解説
佐藤製薬「新トニン咳止め液」は、せき,たんのために9種類の有効成分を配合した鎮咳去痰薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
ジヒドロコデインリン酸塩 (30mg): 中枢性鎮咳薬で、脳の咳中枢に直接作用して咳を抑えます。 延髄の咳中枢を抑制することで咳反射を弱め、鎮咳効果をもたらします。 乾いた咳や痰の絡まない咳の抑制に効果的です。風邪やアレルギーによる咳を改善します。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 (12mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。 ヒスタミンH1受容体をブロックすることで、かぜ症状やアレルギー反応の原因となる炎症反応を抑えます。 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状や、かぜによる炎症反応を改善します。
グアヤコールスルホン酸カリウム (270mg): 去痰作用を持つ成分で、気道の分泌物を薄め、たんの排出を促進します。 気道の分泌細胞を刺激して分泌液を増加させ、粘稠なたんを薄めて排出しやすくします。 咳と痰を伴う呼吸器系疾患(風邪、気管支炎など)の症状緩和に効果があります。
キキョウエキス (105mg): キキョウの根から抽出したエキスで、去痰、鎮咳、抗炎症作用を持ちます。 咳、喘息、気管支炎などの呼吸器症状の緩和に効果があります。
無水カフェイン (62.5mg): 中枢神経を刺激する作用がある成分で、眠気を抑え、一時的な疲労感を軽減します。 中枢神経系に作用してアデノシン受容体を遮断し、覚醒作用をもたらします。また、血管を収縮させる作用もあります。 頭痛・片頭痛の緩和、眠気の抑制、一時的な疲労感の軽減、呼吸器系の機能改善に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、せき,たんを効果的に改善します。ジヒドロコデインリン酸塩が効果を発揮, トリメトキノール塩酸塩水和物が症状を緩和するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、アレルギー症状を起こしたことがある人、重篤な症状が起こることがあります。
適切な用法
下記の1回服用量を食後及び就寝前に服用します。また,場合により,1日6回まで服用できますが,1日5〜6回服用する場合には,原則として服用間隔を4時間以上おいて服用してください。
[年齢:1回服用量:1日服用回数]
大人(15歳以上):5mL:4回
12〜14歳:3.3mL:4回
12歳未満:…を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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