千寿製薬,第一三共ヘルスケア「NewマイティアCL-s」成分解説

千寿製薬,第一三共ヘルスケア「NewマイティアCL-s」は、ソフトコンタクトレンズ又はハードコンタクトレンズを装着しているときの不快感，涙液の補助（目のかわき），目の疲れ，目のかすみ（目やにの多いときなど）のために4種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

塩化ナトリウム (5.5mg): 生理食塩水の主成分で、浸透圧調整や洗浄作用を持ちます。鼻腔や目の洗浄、うがい薬、点鼻薬、点眼薬の基剤として使用されます。

塩化カリウム (1.5mg): カリウムイオンを補給する成分で、電解質バランスの維持に重要です。細胞内の主要な陽イオンとして、神経や筋肉の機能維持に関与します。低カリウム血症の予防・改善、心機能の維持に効果があります。また、口腔内の消毒にも用いられます。

アミノエチルスルホン酸(タウリン) (1mg): アミノ酸の一種で、体内の様々な組織に存在し、胆汁酸の合成や細胞保護作用などの機能を持ちます。細胞膜を安定化させ、抗酸化作用を示します。また、神経伝達物質の調節や胆汁酸合成にも関与します。肝機能の改善、目の疲れの緩和、心機能のサポート、エネルギー代謝の促進に効果があります。

成分の相互作用と総合効果

これらの成分が総合的に作用することで、ソフトコンタクトレンズ又はハードコンタクトレンズを装着しているときの不快感，涙液の補助（目のかわき），目の疲れ，目のかすみ（目やにの多いときなど）を効果的に緩和します。塩化ナトリウムが作用, 塩化カリウムが効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。