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協同薬品「クミアイ新胃腸薬「細粒」成分解説

協同薬品「クミアイ新胃腸薬「細粒」は、消化不良,消化促進,食欲不振(食欲減退),食べ過ぎ,飲み過ぎ,胃部・腹部膨満感,胃酸過多,胸やけ,胸つかえ,胃もたれ,胃部不快感,胃重,胃痛,胃弱,げっぷ,吐き気(むかつき,胃のむかつき,二日酔…のために13種類の有効成分を配合した胃腸薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

ビオヂアスターゼ2000 (90mg): 消化酵素製剤で、デンプン、タンパク質、脂肪などの消化を助けます。 消化不良、胃もたれ、胃部膨満感、食欲不振などの改善に有効です。

ウルソデオキシコール酸 (30mg): 胆汁酸の一種で、肝臓・胆嚢の機能改善や胆石溶解作用があります。 肝細胞膜を保護し、肝機能を改善します。また、胆汁の流れを促進し、コレステロール系胆石を溶解する作用があります。 肝機能障害、胆石症、胆汁うっ滞などの改善に有効です。

炭酸水素ナトリウム (810mg): 重曹とも呼ばれる成分で、制酸作用や緩衝作用を持ちます。 この成分は胃酸を中和して胃内のpHを上昇させ、胃粘膜を保護します。また、尿のpHを上昇させる作用もあります。 胃酸過多、胸やけ、胃もたれ、尿路の酸性化による不快感の緩和に有効です。

炭酸マグネシウム (450mg): 制酸作用や緩下作用を持つ成分で、胃酸過多や便秘の改善に用いられます。 胃酸過多、胸やけ、胃もたれ、便秘などの症状改善に有効です。

メタケイ酸アルミン酸マグネシウム (1200mg): 制酸作用や粘膜保護作用を持つ成分で、胃酸過多や胃もたれ、胸やけなどに用いられます。 胃酸を中和して胃内のpHを上昇させ、胃粘膜を保護します。また、ペプシンの活性を低下させる作用もあります。 胃酸過多、胸やけ、胃もたれ、胃痛などの症状改善に有効です。

ウイキョウ末 (75mg): セリ科の植物の果実を乾燥させて粉末にした生薬で、健胃、整腸、去痰作用を持ちます。 アネトールなどの精油成分が消化管を刺激して消化液の分泌を促し、また気道分泌物を調整します。 消化不良、食欲不振、腹部膨満感、乳児の疝痛、軽い咳などの改善に有効です。

ケイヒ末 (360mg): シナモンの樹皮を粉末にした生薬で、芳香性健胃作用や発汗作用を持ちます。 芳香成分が胃腸の粘膜を刺激して消化液の分泌を促し、また末梢血管を拡張させて発汗を促進します。 胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。かぜの初期症状、冷え性、胃腸の不調などに有効です。

ショウキョウ末 (75mg): ショウガの根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、健胃作用や体を温める作用を持ちます。 ジンゲロールなどの辛味成分が胃腸の血行を促進し、消化液の分泌を促します。また末梢血管を拡張させ、発汗を促進します。 胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。冷え症、胃腸の不調、食欲不振などに有効です。

チョウジ末 (75mg): チョウジの花蕾を乾燥させて粉末にした生薬で、局所麻酔、殺菌、健胃作用を持ちます。 この成分はオイゲノールなどの精油成分が局所麻酔作用や殺菌作用を示します。また、消化液の分泌を促進します。 歯痛、口内炎、消化不良、食欲不振などの症状緩和に有効です。

アルジオキサ (150mg): 制酸作用や胃粘膜保護作用を持つ成分で、胃酸過多や胃炎の改善に用いられます。 胃酸を中和して胃内のpHを上昇させ、また胃粘膜に付着して保護膜を形成します。 胃酸過多、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの症状改善に有効です。

カンゾウ末 (300mg): 甘草の根を粉末にした生薬で、抗炎症作用や抗アレルギー作用、去痰作用を持ちます。 この成分はグリチルリチン酸などの成分が抗炎症作用を示し、また気道の分泌物を薄めることで去痰効果をもたらします。 咳やのどの炎症を鎮め、痰の排出を促します。胃粘膜を保護し、胃の不快感を緩和する作用もあります。


成分の相互作用と総合効果

これらの成分が総合的に作用することで、消化不良,消化促進,食欲不振(食欲減退),食べ過ぎ,飲み過ぎ,胃部・腹部膨満感,胃酸過多,胸やけ,胸つかえ,胃もたれ,胃部不快感,胃重,胃痛,胃弱,げっぷ,吐き気(むかつき,胃のむかつき,二日酔・悪酔のむかつき,嘔気,悪心),嘔吐を効果的に和らげます。ビオヂアスターゼ2000が作用, リパーゼAP12が症状を緩和するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。

使用上の注意

この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、次の人は服用しないでください。 透析療法を受けている人、長期連用しないでください。


適切な用法

次の量を,食後に服用してください。

[年齢:1回量:服用回数]
15歳以上:1包:1日3回
11歳〜14歳:2/3包:1日3回
8歳〜10歳:1/2包:1日3回
5歳〜7歳:1/3包:1日3回
3歳〜4歳:1/4包:1日3回
3歳未満:服用しないことを目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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