占部大観堂製薬「赤玉止瀉薬」成分解説
占部大観堂製薬「赤玉止瀉薬」は、下痢,消化不良による下痢,食あたり,はき下し,水あたり,くだり腹,軟便のために7種類の有効成分を配合した胃腸薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
オウバク末 (2g): ミカン科の植物の樹皮を乾燥させて粉末にした生薬で、健胃、整腸、抗菌作用を持ちます。 胃腸の不調、食欲不振、下痢、消化不良の改善に効果があります。
オウレン末 (0.1g): キンポウゲ科の植物の根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、抗炎症、抗菌、解熱作用を持ちます。 口内炎、のどの炎症、胃腸の不調、下痢などの症状改善に効果があります。
センブリ末 (0.1g): キク科センブリの全草を乾燥させて粉末にした生薬で、苦味健胃薬として用いられます。 苦味成分が味覚受容体を刺激し、反射的に消化液の分泌を促進させます。 食欲不振、胃もたれ、消化不良などの胃腸障害の改善に効果があります。
コウボク末 (1g): モクレン科の植物の樹皮を乾燥させて粉末にした生薬で、健胃、鎮静作用を持ちます。 この成分はマグノロールなどの成分が消化管を刺激して消化液の分泌を促し、また中枢神経系に作用して鎮静効果をもたらします。 神経症、不安、不眠、消化不良などの症状改善に効果があります。
ケイヒ末 (0.5g): シナモンの樹皮を粉末にした生薬で、芳香性健胃作用や発汗作用を持ちます。 芳香成分が胃腸の粘膜を刺激して消化液の分泌を促し、また末梢血管を拡張させて発汗を促進します。 胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。かぜの初期症状、冷え性、胃腸の不調などに効果があります。
炭酸水素ナトリウム (0.5g): 重曹とも呼ばれる成分で、制酸作用や緩衝作用を持ちます。 胃酸過多、胸やけ、胃もたれ、尿路の酸性化による不快感の緩和に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、下痢,消化不良による下痢,食あたり,はき下し,水あたり,くだり腹,軟便を効果的に和らげます。オウバク末が効果を発揮, オウレン末が作用するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 用法・用量を守り、アレルギー症状が現れた場合は使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
適切な用法
1日3回食間に服用する。
[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):1包(30粒):3回
11歳以上15歳未満:20粒:3回
7歳以上11歳未満:15粒:3回
3歳以上7歳未満:10粒:3回
3歳未満の乳幼児:服用しないことを目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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