大正製薬「パブロンせき止めトリプル錠」成分解説
大正製薬「パブロンせき止めトリプル錠」は、のどの痛みをともなうせき・たんのために4種類の有効成分を配合した鎮痛薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 (15mg): 非麻薬性の中枢性鎮咳薬で、咳中枢に直接作用して咳を抑制します。 乾いた咳や痰の絡まない咳の抑制に効果的です。風邪やアレルギーによる咳を和らげます。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 (3mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。 この成分はヒスタミンH1受容体をブロックすることで、かぜ症状やアレルギー反応の原因となる炎症反応を抑制します。 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状や、かぜによる炎症反応を和らげます。
トラネキサム酸 (70mg): 抗プラスミン作用を持つ成分で、出血を抑制します。 プラスミノーゲンのプラスミンへの変換を阻害し、フィブリン溶解を抑制することで止血効果を示します。 皮膚の炎症、口内炎、歯肉出血、鼻出血などの出血症状や炎症の改善に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、のどの痛みをともなうせき・たんを効果的に和らげます。デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物が作用, クロルフェニラミンマレイン酸塩が効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、次の人は服用しないでください 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人、本剤を服用している間は,次のいずれの医薬品も使用しないでください 他の鎮咳去痰薬,かぜ薬,鎮静薬,抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬,乗物酔い薬,アレルギー用薬等)、服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないでください (眠気等があらわれることがあります)。
適切な用法
次の量を1日3回食後及び必要に応じて就寝前に水又はぬるま湯で服用してください。
[年令:1回量:服用回数]
成人(15才以上):1錠:1日3回※必要に応じて就寝前にも服用できます
15才未満:服用しないことを目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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