寧薬化学工業「マキオール」成分解説

寧薬化学工業「マキオール」は、すり傷，切傷，かき傷，火傷，虫さされ，かゆみ，創傷面の殺菌・消毒，靴ずれ，痔疾時の肛門の消毒のために4種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

ジブカイン塩酸塩 (75mg): 局所麻酔薬で、皮膚や粘膜の痛みやかゆみを一時的に抑える作用があります。口内炎、のどの痛み、歯痛、痔の痛み、切り傷、擦り傷などによる痛みの緩和に効能を発揮します。

ナファゾリン塩酸塩 (75mg): 血管収縮作用を持つ交感神経刺激薬で、鼻づまりの緩和や目の充血を改善します。鼻づまり、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、結膜充血などの症状改善に効能を発揮します。

クロルフェニラミンマレイン酸塩 (150mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。ヒスタミンH1受容体をブロックすることで、かぜ症状やアレルギー反応の原因となる炎症反応を阻害します。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状や、かぜによる炎症反応を緩和します。

ベンゼトニウム塩化物 (75mg): 殺菌・消毒作用を持つ成分で、皮膚や粘膜の殺菌に用いられます。この成分は細菌の細胞膜に作用して細胞内容物を漏出させ、殺菌効果を発揮します。皮膚の消毒、手指の消毒、口腔内の消毒などに効能を発揮します。