小林薬品工業「バッサルトAII」成分解説

小林薬品工業「バッサルトAII」は、○頭痛・月経痛（生理痛）・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・咽喉痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛・耳痛の鎮痛
○悪寒・発熱時の解熱のために2種類の有効成分を配合した鎮痛薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

アスピリン (660mg): 非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）で、解熱、鎮痛、抗炎症作用を持ちます。また、血小板凝集抑制作用もあります。この成分はシクロオキシゲナーゼ（COX）を阻害してプロスタグランジンの合成を抑制し、痛みや炎症、発熱を改善します。また、血小板の凝集を阻害します。頭痛、歯痛、生理痛、筋肉痛、関節痛、発熱などの症状緩和に効能を発揮します。低用量では心筋梗塞や脳梗塞の予防にも用いられます。

合成ヒドロタルサイト (200mg): 制酸作用や胃粘膜保護作用を持つ成分で、胃酸過多や胃もたれ、胸やけなどに用いられます。胃酸を中和して胃内のpHを上昇させ、胃粘膜を保護します。また、ペプシンの活性を低下させる作用もあります。胃酸過多、胸やけ、胃もたれ、胃痛などの症状改善に効能を発揮します。

成分の相互作用と総合効果

これらの成分が総合的に作用することで、○頭痛・月経痛（生理痛）・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・咽喉痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛・耳痛の鎮痛
○悪寒・発熱時の解熱を効果的に改善します。アスピリンが効果を発揮, 合成ヒドロタルサイトが効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。

使用上の注意

この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。特に注意すべき点として、本剤を服用している間は，次のいずれの医薬品も服用しないこと他の解熱鎮痛薬，かぜ薬，鎮静薬、服用前後は飲酒しないこと、長期連用しないこと。

適切な用法

次の量を，水又はぬるま湯で服用してください。

［年齢：1回量：服用回数］
成人（15才以上）：2錠：1日2回を限度とし，なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は6時間以上おいてください。
15才未満：服用しないでください。を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。