日新製薬・滋「新ブロトリンA液」成分解説
日新製薬・滋「新ブロトリンA液」は、せき,たんのために4種類の有効成分を配合した鎮咳去痰薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
ジヒドロコデインリン酸塩 (30mg): 中枢性鎮咳薬で、脳の咳中枢に直接作用して咳を抑制します。 この成分は延髄の咳中枢を抑制することで咳反射を弱め、鎮咳効果をもたらします。 乾いた咳や痰の絡まない咳の抑制に効果的です。風邪やアレルギーによる咳を緩和します。
グアイフェネシン (170mg): 去痰作用を持つ成分で、気道分泌物を薄め、痰の排出を促進します。 咳と痰を伴う呼吸器系疾患(風邪、気管支炎など)の症状緩和に効果的です。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 (12mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。 この成分はヒスタミンH1受容体をブロックすることで、かぜ症状やアレルギー反応の原因となる炎症反応を抑制します。 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状や、かぜによる炎症反応を緩和します。
無水カフェイン (62mg): 中枢神経を刺激する作用がある成分で、眠気を抑え、一時的な疲労感を軽減します。 頭痛・片頭痛の緩和、眠気の抑制、一時的な疲労感の軽減、呼吸器系の機能改善に効果的です。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、せき,たんを効果的に緩和します。ジヒドロコデインリン酸塩が作用, グアイフェネシンが症状を緩和するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、本剤を服用している間は,次のいずれの医薬品も使用しないで下さい 他の鎮咳去痰薬,かぜ薬,鎮静薬,抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬,乗物酔い薬,アレルギー用薬等)、服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないで下さい (眠気等があらわれることがあります。)、授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい。
適切な用法
1日3回毎食後及び必要な場合には就寝前に服用して下さい。場合により1日6回まで服用して差し支えありませんが,原則として4時間の間隔をおいて服用して下さい。
[年齢:1回量]
15才以上:10.0mL
12才以上15才未満:6.5mL
12才未満:服用しないこと
[備考]
添付の計量コップを…を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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