有川製薬「宮川六神丸」成分解説
有川製薬「宮川六神丸」は、動悸,息切れ,気付けのために7種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
ジャコウ (1mg): ジャコウジカの雄の香嚢から得られる分泌物を乾燥させた生薬で、強心、中枢神経刺激作用を持ちます。 この成分はムスコンなどの成分が中枢神経系や循環器系に作用し、強心・興奮作用をもたらします。 心機能の改善、疲労回復、虚弱体質の改善に有効です。また、香料としても用いられます。
ジンコウ末 (2mg): 沈香木の樹脂部分を粉末にした生薬で、中枢神経の興奮、鎮痛、鎮静作用を持ちます。 この成分はセスキテルペン類などの成分が中枢神経系に作用し、状況に応じて興奮または鎮静効果をもたらします。 神経症、うつ状態、めまい、頭痛などの症状改善に有効です。また、香料としても用いられます。
ゴオウ (5mg): 牛の胆石を乾燥させた生薬で、鎮静・解熱作用を持ち、精神不安や興奮状態を鎮める有効です。 精神不安、興奮状態、頭痛、めまい、のぼせなどの症状緩和に有効です。
牛胆 (1.2mg): ウシの胆汁を乾燥させた生薬で、解熱、鎮痛、解毒作用を持ちます。 この成分はウルソデオキシコール酸などの胆汁酸が抗炎症作用や解熱作用を示します。また、肝臓や胆嚢の機能を改善します。 高熱、肝機能障害、胆石症などの症状改善に有効です。
センソ (4mg): ヒキガエルの皮膚腺分泌物を乾燥させた生薬で、鎮痛・強心作用があります。 ブフォテニンなどのアルカロイドが中枢神経系に作用し、鎮痛効果をもたらします。 痛みの緩和、心機能の改善に有効です。特に打撲や捻挫などの外傷による痛みに用いられます。
d-ボルネオール (1.2mg): 樟脳に似た成分で、局所刺激作用や血行促進作用を持ちます。 筋肉痛、関節痛、神経痛などの痛みの緩和、血行不良の改善に有効です。
ニンジン末 (2mg): ウコギ科の植物の根を乾燥させて粉末にした生薬で、強壮、健胃、滋養強壮作用があります。 サポニン類(ジンセノシドなど)が中枢神経系や内分泌系に作用し、適応力を高めます。 疲労回復、体力増強、食欲不振、虚弱体質の改善、ストレス抵抗力の向上に有効です。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、動悸,息切れ,気付けを効果的に和らげます。ジャコウが症状を緩和, ジンコウ末が症状を緩和するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 用法・用量を守り、アレルギー症状が現れた場合は使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
適切な用法
次の量を食間に服用してください
[年齢:1回量:1日服用回数]
大人(15才以上):2粒:2回
15才未満:服用しないでくださいを目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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