滋賀県製薬「新ベサエース小児用」成分解説
滋賀県製薬「新ベサエース小児用」は、かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和のために6種類の有効成分を配合した総合感冒薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
アセトアミノフェン (450mg): 解熱鎮痛作用を持つ成分で、発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状を和らげます。 中枢神経系に作用して痛みの伝達を抑制し、視床下部の体温調節中枢に働きかけて熱を放散させます。 発熱、頭痛、歯痛、関節痛、筋肉痛、生理痛などの症状を和らげます。アスピリンと比較して胃腸への負担が少なく、抗炎症作用は弱いものの、痛みの緩和に効果的です。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 (3.75mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。 この成分はヒスタミンH1受容体をブロックすることで、かぜ症状やアレルギー反応の原因となる炎症反応を抑制します。 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状や、かぜによる炎症反応を和らげます。
チペピジンヒベンズ酸塩 (30mg): 中枢性鎮咳薬で、咳中枢に直接作用して咳を抑制します。 乾いた咳や痰の絡まない咳の抑制に効果的です。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 (30mg): 気管支拡張作用を持つ交感神経刺激薬で、気道を広げることで呼吸を楽にします。 この成分は気管支平滑筋のβ2受容体を刺激して気管支を拡張させ、α受容体刺激による血管収縮作用も持ちます。 せき、たんを伴う呼吸器系症状の緩和、気管支喘息の症状改善、鼻づまりの緩和に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和を効果的に和らげます。アセトアミノフェンが作用, クロルフェニラミンマレイン酸塩が効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないで下さい 他のかぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)、服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないで下さい (眠気等があらわれることがあります)、服用前後は飲酒しないで下さい。
適切な用法
次の量を食後なるべく30分以内に水又はぬるま湯で服用して下さい。
[年齢:1回量:1日服用回数]
7才以上11才未満:1包:3回
3才以上7才未満:2/3包:3回
1才以上3才未満:1/2包:3回
1才未満:服用しないことを目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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