牛津製薬,日邦薬品工業「レジャール液」成分解説
牛津製薬,日邦薬品工業「レジャール液」は、乗物酔によるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和のために3種類の有効成分を配合した鎮痛薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
スコポラミン臭化水素酸塩水和物 (0.22mg): 抗コリン作用を持つ成分で、乗り物酔いの予防や消化管・気管支の痙攣緩和に用いられます。 この成分は副交感神経のムスカリン受容体を遮断し、分泌抑制や平滑筋弛緩作用を示します。 乗り物酔いの予防、胃腸の痙攣性疼痛、気管支喘息などの症状緩和に効果があります。
無水カフェイン (20mg): 中枢神経を刺激する作用がある成分で、眠気を抑え、一時的な疲労感を軽減します。 頭痛・片頭痛の緩和、眠気の抑制、一時的な疲労感の軽減、呼吸器系の機能改善に効果があります。
ピリドキシン塩酸塩 (10mg): 水溶性ビタミンの一種で、体内でのアミノ酸代謝やエネルギー産生に重要な役割を果たします。 この成分はタンパク質や脂質、糖質の代謝に関わる酵素の補酵素として機能し、神経伝達物質の合成にも関与します。 神経障害の予防・改善、貧血の予防、免疫機能の向上、ホルモンバランスの調整、皮膚や粘膜の健康維持に寄与します。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、乗物酔によるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和を効果的に緩和します。スコポラミン臭化水素酸塩水和物が症状を緩和, 無水カフェインが効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、本剤を服用している間は,次のいずれの医薬品も使用しないこと 他の乗物酔い薬,かぜ薬,解熱鎮痛薬,鎮静薬,鎮咳去痰薬,胃腸鎮痛鎮痙薬,抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬,アレルギー用薬等)、服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないこと (眠気や目のかすみ,異常なまぶしさ等の症状があらわれることがある。)、アレルギー症状を起こしたことがある人。
適切な用法
乗物酔いの予防には,乗車船30分から1時間前に次の1回量を服用してください。
[年齢:1回量:1日服用回数]
大人(15才以上):1ビン:4時間以上の間隔をおいて2回まで
15才未満:服用しないこと
その後必要な場合には,1回量を4時間以上の間隔をおいて服用してください。
なお,1日の服用…を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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