玉川衛材「キズ薬（きずナース」成分解説

玉川衛材「キズ薬（きずナース」は、切傷，すり傷，さし傷，かき傷，靴ずれ，創傷面の殺菌・消毒。痔疾の場合の肛門の殺菌・消毒のために4種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

ベンザルコニウム塩化物 (80mg): 広範囲の殺菌・消毒作用を持つ成分で、皮膚の消毒や創傷の感染予防に使用されます。細菌の細胞膜に作用して細胞膜の透過性を変化させ、細胞内容物を漏出させることで殺菌効果を発揮します。切り傷・擦り傷・火傷などの消毒、皮膚感染症の予防、医療器具の消毒に効果があります。

ナファゾリン塩酸塩 (80mg): 血管収縮作用を持つ交感神経刺激薬で、鼻づまりの緩和や目の充血を改善します。 α-アドレナリン受容体を刺激して血管を収縮させ、鼻粘膜や結膜の腫れや充血を軽減します。鼻づまり、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、結膜充血などの症状改善に効果があります。

クロルフェニラミンマレイン酸塩 (160mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。ヒスタミンH1受容体をブロックすることで、かぜ症状やアレルギー反応の原因となる炎症反応を抑えます。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状や、かぜによる炎症反応を緩和します。