第一三共ヘルスケア「ルルアタックIBエース」成分解説
第一三共ヘルスケア「ルルアタックIBエース」は、かぜの諸症状(のどの痛み,鼻水,鼻づまり,くしゃみ,せき,たん,発熱,悪寒,頭痛,関節の痛み,筋肉の痛み)の緩和のために10種類の有効成分を配合した総合感冒薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
イブプロフェン (450mg): 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で、解熱、鎮痛、抗炎症作用を持ちます。 頭痛、歯痛、生理痛、筋肉痛、関節痛、発熱などの症状緩和に有効です。
トラネキサム酸 (420mg): 抗プラスミン作用を持つ成分で、出血を抑制します。 プラスミノーゲンのプラスミンへの変換を阻害し、フィブリン溶解を抑制することで止血効果を示します。 皮膚の炎症、口内炎、歯肉出血、鼻出血などの出血症状や炎症の改善に有効です。
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 (3.5mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、クロルフェニラミンマレイン酸塩の光学異性体の一つです。 この成分はヒスタミンH1受容体をブロックすることで、アレルギー反応を抑制します。通常のクロルフェニラミンより効果が強いとされています。 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状の緩和に有効です。
ジヒドロコデインリン酸塩 (24mg): 中枢性鎮咳薬で、脳の咳中枢に直接作用して咳を抑制します。 この成分は延髄の咳中枢を抑制することで咳反射を弱め、鎮咳効果をもたらします。 乾いた咳や痰の絡まない咳の抑制に効果的です。風邪やアレルギーによる咳を緩和します。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 (60mg): 気管支拡張作用を持つ交感神経刺激薬で、気道を広げることで呼吸を楽にします。 せき、たんを伴う呼吸器系症状の緩和、気管支喘息の症状改善、鼻づまりの緩和に有効です。
無水カフェイン (75mg): 中枢神経を刺激する作用がある成分で、眠気を抑え、一時的な疲労感を軽減します。 頭痛・片頭痛の緩和、眠気の抑制、一時的な疲労感の軽減、呼吸器系の機能改善に有効です。
ベンフォチアミン (25mg): ビタミンB1の脂溶性誘導体で、吸収率が高く、組織への移行性に優れています。 疲労回復、神経痛の緩和、末梢神経障害の改善に有効です。
リボフラビン (12mg): 水溶性ビタミンの一種で、エネルギー代謝や細胞の成長に関わる重要な栄養素です。 この成分は酵素の補因子として機能し、糖質・脂質・タンパク質の代謝に関与します。抗酸化作用も持ちます。 皮膚や粘膜の健康維持、エネルギー代謝の促進、目の健康維持、貧血予防に有効です。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、かぜの諸症状(のどの痛み,鼻水,鼻づまり,くしゃみ,せき,たん,発熱,悪寒,頭痛,関節の痛み,筋肉の痛み)の緩和を効果的に緩和します。イブプロフェンが症状を緩和, トラネキサム酸が作用するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないで下さい。 (眠気や目のかすみ,異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります)、授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい、服用前後は飲酒しないで下さい。
適切な用法
次の量を水又はお湯で服用して下さい。
[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):2錠:3回 食後なるべく30分以内に服用して下さい。
15歳未満:服用しないで下さい。を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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