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第一三共ヘルスケア「第一三共胃腸薬〔錠剤〕」成分解説

第一三共ヘルスケア「第一三共胃腸薬〔錠剤〕」は、もたれ,食べ過ぎ,飲み過ぎ,胸つかえ,食欲不振
胸やけ,胃痛,胃酸過多,胃重,胃部不快感,げっぷ
消化不良,消化促進,胃弱,胃部・腹部膨満感
はきけ(むかつき,二日酔・悪酔のむかつき,悪心),嘔吐のために14種類の有効成分を配合した胃腸薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

カンゾウ末 (150mg): 甘草の根を粉末にした生薬で、抗炎症作用や抗アレルギー作用、去痰作用を持ちます。 グリチルリチン酸などの成分が抗炎症作用を示し、また気道の分泌物を薄めることで去痰効果をもたらします。 咳やのどの炎症を鎮め、痰の排出を促します。胃粘膜を保護し、胃の不快感を緩和する作用もあります。

合成ヒドロタルサイト (300mg): 制酸作用や胃粘膜保護作用を持つ成分で、胃酸過多や胃もたれ、胸やけなどに用いられます。 胃酸を中和して胃内のpHを上昇させ、胃粘膜を保護します。また、ペプシンの活性を低下させる作用もあります。 胃酸過多、胸やけ、胃もたれ、胃痛などの症状改善に効果があります。

水酸化マグネシウム (600mg): 制酸作用や緩下作用を持つ成分で、胃酸過多や便秘の改善に用いられます。 胃酸を中和して胃内のpHを上昇させます。また、腸内で水分を保持して便を軟らかくし、排便を促します。 胃酸過多、胸やけ、胃もたれ、便秘などの症状改善に効果があります。

ロートエキス (30mg): ナス科の植物から抽出したエキスで、抗コリン作用を持ち、消化管や気道の平滑筋を弛緩させます。 この成分はアトロピンなどのアルカロイドが副交感神経のムスカリン受容体を遮断し、分泌抑制や平滑筋弛緩作用を示します。 胃痙攣、腸管痙攣、気管支痙攣などの症状緩和に効果があります。

オウバク末 (105mg): ミカン科の植物の樹皮を乾燥させて粉末にした生薬で、健胃、整腸、抗菌作用を持ちます。 ベルベリンなどのアルカロイドが消化管の蠕動運動を改善し、また抗菌作用を示します。 胃腸の不調、食欲不振、下痢、消化不良の改善に効果があります。

ケイヒ末 (225mg): シナモンの樹皮を粉末にした生薬で、芳香性健胃作用や発汗作用を持ちます。 芳香成分が胃腸の粘膜を刺激して消化液の分泌を促し、また末梢血管を拡張させて発汗を促進します。 胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。かぜの初期症状、冷え性、胃腸の不調などに効果があります。

ウイキョウ末 (60mg): セリ科の植物の果実を乾燥させて粉末にした生薬で、健胃、整腸、去痰作用を持ちます。 消化不良、食欲不振、腹部膨満感、乳児の疝痛、軽い咳などの改善に効果があります。

チョウジ末 (30mg): チョウジの花蕾を乾燥させて粉末にした生薬で、局所麻酔、殺菌、健胃作用を持ちます。 歯痛、口内炎、消化不良、食欲不振などの症状緩和に効果があります。

ショウキョウ末 (75mg): ショウガの根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、健胃作用や体を温める作用を持ちます。 この成分はジンゲロールなどの辛味成分が胃腸の血行を促進し、消化液の分泌を促します。また末梢血管を拡張させ、発汗を促進します。 胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。冷え症、胃腸の不調、食欲不振などに効果があります。

l-メントール (9mg): ハッカから抽出される成分で、清涼感を与え、皮膚や粘膜の痛みやかゆみを和らげる作用があります。 皮膚や粘膜の冷覚受容体(TRPM8)を刺激し、冷感を生じさせることで痛みやかゆみを緩和します。 皮膚のかゆみ、筋肉痛、関節痛、頭痛、のどの痛みや刺激感の緩和に効果があります。


成分の相互作用と総合効果

これらの成分が総合的に作用することで、もたれ,食べ過ぎ,飲み過ぎ,胸つかえ,食欲不振
胸やけ,胃痛,胃酸過多,胃重,胃部不快感,げっぷ
消化不良,消化促進,胃弱,胃部・腹部膨満感
はきけ(むかつき,二日酔・悪酔のむかつき,悪心),嘔吐を効果的に緩和します。タカヂアスターゼN1が効果を発揮, リパーゼAP12が効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。

使用上の注意

この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、次の人は服用しないで下さい。 透析療法を受けている人、本剤を服用している間は,次の医薬品を服用しないで下さい。 胃腸鎮痛鎮痙薬、授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい。 (母乳に移行して乳児の脈が速くなることがあります)。


適切な用法

次の量を水又はお湯で服用して下さい。

[年齢:1回量:1日服用回数]
15歳以上:3錠:3回 食後に服用して下さい。
11歳以上15歳未満:2錠:3回 食後に服用して下さい。
11歳未満:服用しないで下さい。を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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