テレビとネットの隙間を埋める新定番「FAST」とは
Netflixなどの定額型のVODサービスで、話題作を見るとなると気合が要ります。ザッピングして適当に…という“ながら見”需要に応えるのが、無料広告型のストリーミングサービス「FAST(Free Ad-supported Streaming TV)」。チャンネルを選ぶだけで番組が24時間流れ続け、テレビのようにユル~く楽しめるのが特徴です。

FASTの新サービスが2024年にスタート
「Fast」サービスは「ABEMA」や「Rチャンネル」のリアルタイム配信がその一種ですが、2024年に新サービスが日本でもスタートしています。それが「FASTチャンネル」です。
FASTサービスは広告収益で運営されているため、番組の途中にCMが挿入される仕組み。約15分ごとに2~3本程度が一般的で、テレビに近い感覚でしょう。
FASTサービスのチャンネルは、特定のテーマに沿った番組を24時間配信しています。チャンネルを選ぶだけで、テレビ局や動画配信から提供された人気番組が延々と流れる仕組み。BS/CSで放送されている専門チャンネルを見るような感じです。
FASTのほか配信タイプには何がある?
FASTなどの配信タイプとしては、このほか「SVOD(Subscription Video On Demand)」が、見放題対象の作品を自由に選んでいつでも視聴できる月額制の有料サービス。Netflixのように、最近では広告付きの低価格プランを提供している場合もあります。
「AVOD(Ad-supported Video On Demand)」は、広告収益で運営されているため利用は無料のサービスです。アップロードされた動画の中から見たい作品を選び、好きなタイミングで視聴できる仕組み。TVerやYouTubeが代表的存在です。
「PPV(Pay Per View)」は、スポーツやコンサートなどのライブ配信で多く使われる、コンテンツごとの課金制サービス。有料配信であっても、一部に広告が挿入される場合があります。

ラジオライフ編集部

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