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スマホ見守りサービスはどこまで遠隔操作可能?

かつて、彼氏のスマホにインストールして監視する「カレログ」というAndroid用の追跡アプリが話題になったことを覚えているでしょうか(2011~2012年)。その後、法規制が整備されたことで、その種のスパイアプリの取り扱いも厳しくなりましたが、現在は別のかたちで追跡アプリがリリースされています。


スマホ見守りサービスはどこまで遠隔操作可能?

スマホ見守りサービスは監視アプリ

それが“子どもの見守り用”という名目で、堂々と公式配布されている追跡アプリです。実際に子どものスマホにインストールして見守りに使っているケースもあるでしょう。

しかし、対象端末のカメラを遠隔操作して周囲の様子を確認できるなど、当時の監視アプリと同等の機能を備えているものもある模様です。ここでは「AirDroid Parental Control」を試用してみました。

「AirDroid Parental Control」は、App StoreとGoogle Playで、公式配布されている“子どもの見守り”アプリ。あくまでペアレンタルコントロール用ということで、対象をコッソリ監視というわけにはいきませんが、カメラ・現在地・SNSなど対象のスマホを徹底的にチェックできます。


スマホ見守りサービスで音声を録音

実際に、自分のスマホに、監視用アプリ(AirDroid Parental Control)をインストール、続いて監視したいスマホに、子どもデバイス用アプリ(AirDroid Kids)をインストール。接続用のコードを設定すると紐付けされ、監視環境が整います。

「リモートカメラ」では、ターゲットのスマホのカメラを遠隔から起動し、周囲の様子をチェック可能。「会話の確認」ではマイクで周囲の音を拾い、どのような会話をしているのか聞けます。つまり、盗聴器的に使えるのです。

「画面ミラーリング」ではスマホの画面をミラーリング表示して、現在どのような操作をしているのか確認可能。「音声の録音」では、スマホのマイクを有効にして、周辺の音を録音しておけます。

「現在地表示」ではスマホのある現在地をマップ上で確認可能。住所も表示されます。今回の検証では、精度に問題はありませんでした。「通知&メッセージ監視」の通知は監視用スマホにリアルタイムで共有。LINEのやり取りも把握可能です。LINEイジメにもすぐに気づけるでしょう。(文/中谷仁)

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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