CPUのエコモードで電気代が年5千円以上安くなる
処理速度を求めるパソコンのCPUの消費電力は、年々増え続けています。Intel13世代CPUの最上位モデルの場合、その消費電力は公称値で253Wにもなっているのです。そこで、CPUのエコモードで使用する電力に制限をかけることによって、電気代を抑える方法を紹介しましょう。電気代が高騰する中、活用しない手はありません。

AMDのRyzen3000シリーズにエコモード
電力消費の激しいパソコン最新モデルは、CPUにグラフィックやストレージを含めたシステム全体での消費電力は、電子レンジを軽く超えてくるレベルになっています。
ただでさえ電気代が高騰する中、パソコンは消費電力は少しでも抑えて運用したいところでしょう。そこで有効なのがCPUに用意されている「エコモード」です。
AMDのRyzen3000シリーズ(一部除く)のCPUであれば、Ryzen Masterという謹製ツールでエコモードを使うことが可能。「Eco-Mode」ボタンを押すだけで、自動で省電力稼働となります。
Ryzenのエコモードで70%程度の節電
現在、Ryzen3000シリーズ以降のCPUに対応しており、エコモードでTDP(熱設計電力)が95WのCPUであれば65W、65Wであれば45Wと70%程度の節電が可能になります。
微々たる差と思うかもしれませんが、パソコンは比較的長時間稼働するものなので、数字以上に効果を実感できるでしょう。当然、省電力で運用すると処理能力も落ちますが、ベンチマークでもやらない限り体感は変わりません。
実際に消費電力を比較してみると、CPUに負荷をかけた状態で電力を測定したところ、デフォルト(TDP65W)が132W、エコモード(TDP45W)が110Wと20W以上も減りました。24時間稼働の場合で年間5,000円以上も電気代が安くなる計算です。
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ラジオライフ編集部
ラジオライフ編集部 : 三才ブックス
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