NovelAIで「nsfw」がイラスト生成で使われる意味
イラストAIは、キャラの特徴やシチュエーションを文字入力して画像を生成する「t2i(Text to Image)」が一般的。t2iで使用する言葉は「呪文」と呼ばれ、その組み合わせによってAIが自動で画像を生成します。そんなt2iでイラストを生成するサブスクサービスが「NovelAI」です。NovelAIで使われる「nsfw」を見ていきます。
NovelAIで「nsfw」ありなしイラスト
ちなみに、イラストAIには、お手本となる画像を元にAIがイラストを生成する「i2i(Image to Image)」という方法もあります。ここで取り上げる「NovelAI」はt2iです。
そんなNovelAIは学習モデルを「Full」に設定し、生成の際に「nsfw」という言葉を入れることでエロ画像が生成可能。ちなみに「nsfw」とは「Not Safe For Work」の略で、性的なコンテンツを表します。
例えば、NovelAIで「首を傾けるポーズ」だけを指定してイラストを生成。「nsfw」ありとなしで比べてみると、あるだけでイラストがエロくなるというわけです。
NovelAIは「nsfw」で呪文を入力する
さらに「ベットで寝転がるエロ画像」を作りたければ、「nsfw,lyning on bed」と入力するだけでOK。この場合、シチュエーション以外はすべてAIにお任せなので、同じ呪文でもその都度違うイラストが生成されるのです。
細かい指定をする場合は、さらに呪文を追加するというわけ。例えば、巨乳とボブカットを加えるとすれば、「nsfw,lyning on bed,large breasts,bob cut」となります。
なお、呪文は増やすほど細かい指定が可能で、ネットにはさまざまな呪文リストが掲載されています。試しに「novelAI 呪文」で検索すると、山ほど呪文が出てくるでしょう。
NovelAIの「nsfw」がその手の需要を担う
NovelAIの「nsfw」を使った作品が、DMMやDL.siteといったCGやイラストの販売サイトで多数販売されるようになって問題になっています。
AIが作るため、既存の作品よりも収録枚数が多く、従来数十枚で1,000円程度だった価格がNovelAIの「nsfw」の登場で数百枚収録されて500円程度と大きな値崩れも発生。それなりにクオリティも高いため、AIイラストでもかなりの数が売れているようです。
イラスト生成AIはいくつもありますが、エロ界隈で特に猛威を振るっているのがNovelAIの「nsfw」。一般的なイラスト生成AIはエロが制限されているのに対し、このNovelAIは「nsfw」でエロにも対応しており、その手の需要を一手に担っているようです。
NovelAIの「nsfw」で入力文章から画像を出力
NovelAIの「nsfw」は、入力された文章から画像を出力するサブスクサービス。月額10ドル~ですが、エロにも対応しているのが特徴です。同サービスを使って生成したイラストについて、著作権を主張しないとしています。
有料の月額サブスクサービスではあるものの、NovelAIの「nsfw」は10ドルから使えるので参入のハードルは低め。このため、その界隈では賛否の声が上がっているというわけです。
そして、イラストやCGの販売サイトでは「AI生成作品」というジャンルが登場。NovelAIの「nsfw」を使った大量のエロイラストが割安価格で販売されているのでした。(文/pusai)
ラジオライフ編集部
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