NHK BSプレミアム廃止でリモコンボタン戦争勃発
2019年12月13日、総務省の有識者検討会において、NHKは衛星放送の「NHK BS1」と「NHK BSプレミアム」を2023年度までに統合し、将来的には1波とすることを発表しました。この時点で停波対象も決まっており、BS ch103のNHK BSプレミアムを廃止すると明言していたのです。BSプレミアム廃止でリモコンのボタン戦争が勃発しています。
BSプレミアム廃止は予定通り3月31日
2023年11月30日にNHK BSプレミアムの営業放送が終了。2024年3月現在、この跡地では令和6年能登半島沖地震に伴い、NHK金沢放送局のサイマル放送を行っていますが、2024年3月31日には予定通り正式に廃止となるようです。
この通り、再編の正式スケジュールは2024年4月からですが、2023年12月よりチャンネル名はすでに変更になっています。NHK BS1は「NHK BS」となりました。
新しいNHK BSは、プレミアムの魅力も凝縮…と本部発表がありましたが、映像解像度はBS1の1440×1080ドット(プレミアムは1920×1080ドット)から変わりません。
BSプレミアム廃止でボタンを見直し
そして、BSプレミアムの文字はNHKBS4Kに引き継がれ、「NHKBSP4K」となりました。チャンネル削減によるサービスの低下はない…とNHKは発表していますが、単純に見られるチャンネル(番組)が減ったことは大きな痛手です。
正直、BSプレミアム廃止で無料で見られるチャンネルが減ることは視聴者にとってマイナスですが、損だけではないようです。2023年10月からNHK受信料の値下げが行われ、衛星契約は220円減の月1,950円、地上契約は125円減の1,100円に改定されました。
NHK BSプレミアムの廃止によってリモコンの「BS2」ボタンが空くことになります。ここに入ろうとしているのが2022年3月に開局した「BS松竹東急」「BSよしもと」「BS Japanext」の3局。ボタン割り当てはテレビ上で変更できるので、これを機に見直してもよいでしょう。
ラジオライフ編集部
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