中外医薬生産「テルバスターEXプレミアムクリーム」成分解説
中外医薬生産「テルバスターEXプレミアムクリーム」は、みずむし、いんきんたむし、ぜにたむしのために8種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
テルビナフィン塩酸塩 (1g): 抗真菌薬で、皮膚糸状菌などによる皮膚感染症の治療に用いられます。 水虫(足白癬、爪白癬)、たむし(体部白癬)、いんきんたむし(股部白癬)などの治療に効能を発揮します。
イソプロピルメチルフェノール (0.3g): 殺菌・消毒作用を持つ成分で、口腔内や皮膚の細菌感染予防に使用されます。 口内炎、のどの炎症、歯周病などの口腔内感染症の予防と治療、皮膚の殺菌・消毒に効能を発揮します。
ジフェンヒドラミン塩酸塩 (0.5g): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、アレルギー症状の緩和や催眠効能を発揮します。 この成分はヒスタミンH1受容体をブロックすることで、アレルギー反応を抑制します。中枢神経系にも作用し、鎮静作用をもたらします。 くしゃみ、鼻水、かゆみなどのアレルギー症状の緩和、不眠症の一時的な緩和、乗り物酔いの予防に効能を発揮します。
クロタミトン (5g): かゆみを抑える作用を持つ成分で、様々な皮膚疾患の症状緩和に使用されます。 皮膚の知覚神経終末に作用し、かゆみの伝達を抑制します。また、駆虫作用も持ちます。 湿疹、皮膚炎、虫刺され、じんましんなどによるかゆみの緩和、疥癬(かいせん)の治療に効能を発揮します。
リドカイン (2g): 局所麻酔作用を持つ成分で、皮膚や粘膜の痛みやかゆみを一時的に抑えます。 神経細胞の電位依存性ナトリウムチャネルを遮断し、神経の興奮を抑えることで痛みなどの感覚を一時的に遮断します。 口内炎やのどの痛み、虫刺され、切り傷、擦り傷、湿疹などによる痛みやかゆみの緩和に効能を発揮します。
グリチルレチン酸 (0.5g): カンゾウ(甘草)から抽出される成分で、抗炎症作用や抗アレルギー作用を持ちます。 炎症を引き起こす酵素の働きを抑制し、抗炎症作用を示します。皮膚の炎症を鎮める効能を発揮します。 湿疹、皮膚炎、かゆみなどの皮膚トラブルの緩和、日焼けによる炎症の軽減に効能を発揮します。
l-メントール (2g): ハッカから抽出される成分で、清涼感を与え、皮膚や粘膜の痛みやかゆみを和らげる作用があります。 この成分は皮膚や粘膜の冷覚受容体(TRPM8)を刺激し、冷感を生じさせることで痛みやかゆみを緩和します。 皮膚のかゆみ、筋肉痛、関節痛、頭痛、のどの痛みや刺激感の緩和に効能を発揮します。
尿素 (10g): 角質軟化作用を持つ成分で、皮膚の保湿や角質除去に用いられます。 この成分は角質層のタンパク質や角質細胞間脂質の水素結合を切断し、角質を軟化させます。また、水分保持能力を高める作用もあります。 乾燥肌、角化症、爪の変形などの改善に効能を発揮します。角質が厚くなった部位の軟化・除去に用いられます。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、みずむし、いんきんたむし、ぜにたむしを効果的に緩和します。テルビナフィン塩酸塩が作用, イソプロピルメチルフェノールが症状を緩和するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、次の人は使用しないこと 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人、アレルギー症状を起こしたことがある人。
適切な用法
1日1回、適量を患部に塗布してください。を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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