ネットの活用法や便利なアプリ、お得な買い物テクニックなど知って得する情報を毎日更新しています。

仁生堂「十全湯」成分解説

仁生堂「十全湯」は、せき,ぜんそくのために12種類の有効成分を配合した鎮咳去痰薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

キキョウ (0.95g): キキョウの根を乾燥させた生薬で、去痰、鎮咳、抗炎症作用を持ちます。 サポニンやフラボノイドなどの成分が気道分泌物を調整し、また炎症を抑制します。 咳、喘息、気管支炎などの呼吸器症状の緩和に効果があります。

カンゾウ (0.95g): マメ科の植物の根を乾燥させた生薬で、抗炎症作用や去痰作用、抗アレルギー作用を持ちます。 グリチルリチン酸などの成分が抗炎症作用を示し、気道分泌物を調整して去痰効果をもたらします。 咳や痰の緩和、のどの炎症鎮静、胃腸の不快感緩和に効果があります。他の生薬の苦みを和らげる調和剤としても使用されます。

ニンジン (1.875g): ウコギ科の植物の根を乾燥させた生薬で、強壮、健胃、滋養強壮作用があります。 サポニン類(ジンセノシドなど)が中枢神経系や内分泌系に作用し、適応力を高めます。 疲労回復、体力増強、食欲不振、虚弱体質の改善、ストレス抵抗力の向上に効果があります。

マオウ (0.63g): マオウ科の植物の茎を乾燥させた生薬で、発汗、解熱、気管支拡張作用を持ちます。 風邪の初期症状(発熱、悪寒)、気管支喘息、鼻づまりなどの改善に効果があります。

ショウキョウ (0.75g): ショウガの根茎を乾燥させた生薬で、健胃作用や体を温める作用を持ちます。 胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。冷え症、胃腸の不調、食欲不振などに効果があります。

ケイヒ (1.25g): シナモンの樹皮を乾燥させた生薬で、芳香性健胃作用や発汗作用を持ちます。 この成分は芳香成分が胃腸の粘膜を刺激して消化液の分泌を促し、また末梢血管を拡張させて発汗を助けます。 胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。かぜの初期症状、冷え性、胃腸の不調などに効果があります。

シャクヤク (1.25g): ボタン科の植物の根を乾燥させた生薬で、鎮痛、鎮痙、抗炎症作用を持ちます。 この成分はペオニフロリンなどの成分が中枢神経系や平滑筋に作用し、鎮痛・鎮痙効果を示します。また、抗炎症作用も持ちます。 月経痛、筋肉の痙攣や痛み、頭痛、腹痛などの症状緩和に効果があります。

タイソウ (0.75g): クロウメモドキ科の植物の果実を乾燥させた生薬で、滋養強壮、鎮静作用を持ちます。 不眠、イライラ、疲労、胃腸障害の改善に効果があります。


成分の相互作用と総合効果

これらの成分が総合的に作用することで、せき,ぜんそくを効果的に緩和します。キキョウが効果を発揮, カンゾウが症状を緩和するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。

使用上の注意

この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 用法・用量を守り、アレルギー症状が現れた場合は使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。


適切な用法

1袋1日分を600mLの水で煎じる。300mLになるまで煎じつめる。
大人は1回量100mLづつ1日3回食前に温服する。
15歳未満7歳以上は2/3,7歳未満4歳以上は1/2,4歳未満2歳以上は1/3,2歳未満は1/4以下とする。を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

The following two tabs change content below.

ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

この記事にコメントする

あわせて読みたい記事