吉田松花堂「諸毒消丸」成分解説
吉田松花堂「諸毒消丸」は、動悸・息切れ。気付け(めまい・立ちくらみ等に)。下痢・消化不良・胃腸虚弱。小児五疳・夜なき・ひきつけのために5種類の有効成分を配合した胃腸薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
ゴオウ (11.25mg): 牛の胆石を乾燥させた生薬で、鎮静・解熱作用を持ち、精神不安や興奮状態を鎮める効果があります。 中枢神経系に作用して興奮を抑制し、また解熱作用を示します。抗炎症作用も持つとされています。 精神不安、興奮状態、頭痛、めまい、のぼせなどの症状緩和に効果があります。
カンゾウ末 (239.06mg): 甘草の根を粉末にした生薬で、抗炎症作用や抗アレルギー作用、去痰作用を持ちます。 この成分はグリチルリチン酸などの成分が抗炎症作用を示し、また気道の分泌物を薄めることで去痰効果をもたらします。 咳やのどの炎症を鎮め、痰の排出を促します。胃粘膜を保護し、胃の不快感を緩和する作用もあります。
チョウジ末 (210.94mg): チョウジの花蕾を乾燥させて粉末にした生薬で、局所麻酔、殺菌、健胃作用を持ちます。 オイゲノールなどの精油成分が局所麻酔作用や殺菌作用を示します。また、消化液の分泌を促進します。 歯痛、口内炎、消化不良、食欲不振などの症状緩和に効果があります。
リュウノウ (140.63mg): 龍脳樹から得られる結晶成分で、中枢神経刺激作用や局所刺激作用を持ちます。 中枢神経系を刺激して呼吸や循環を促進し、また局所的な血行促進作用も示します。 意識障害、ショック状態、神経痛、筋肉痛などの症状改善に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、動悸・息切れ。気付け(めまい・立ちくらみ等に)。下痢・消化不良・胃腸虚弱。小児五疳・夜なき・ひきつけを効果的に緩和します。ゴオウが症状を緩和, アセンヤク末が作用するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 用法・用量を守り、アレルギー症状が現れた場合は使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
適切な用法
定められた用法・用量を守って御使用下さい。
[年齢:1回用量:1日回数]
成人(15才以上):10粒:3回
8才以上15才未満:5粒:3回
4才以上8才未満:3粒:3回
2才以上4才未満:2粒:3回
生後6か月以上2才未満:1粒:3回
生後6か月未満:服用させないこと
水またはお湯で服用し…を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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