大正製薬「プリザエース坐剤Ｔ」成分解説

大正製薬「プリザエース坐剤Ｔ」は、きれ痔（さけ痔）・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和のために7種類の有効成分を配合した鎮痛薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

ヒドロコルチゾン酢酸エステル (5mg): ステロイド系抗炎症薬で、皮膚の炎症やかゆみを抑える作用があります。湿疹、皮膚炎、かぶれ、虫刺され、かゆみなど様々な皮膚の炎症状態の緩和に効能を発揮します。

塩酸テトラヒドロゾリン (1mg): 血管収縮作用を持つ成分で、鼻づまりの緩和や目の充血を改善します。鼻づまり、アレルギー性鼻炎、結膜充血などの症状改善に効能を発揮します。

リドカイン (60mg): 局所麻酔作用を持つ成分で、皮膚や粘膜の痛みやかゆみを一時的に抑えます。神経細胞の電位依存性ナトリウムチャネルを遮断し、神経の興奮を抑えることで痛みなどの感覚を一時的に遮断します。口内炎やのどの痛み、虫刺され、切り傷、擦り傷、湿疹などによる痛みやかゆみの緩和に効能を発揮します。

l-メントール (10mg): ハッカから抽出される成分で、清涼感を与え、皮膚や粘膜の痛みやかゆみを和らげる作用があります。皮膚のかゆみ、筋肉痛、関節痛、頭痛、のどの痛みや刺激感の緩和に効能を発揮します。

アラントイン (20mg): 細胞の再生を促進し、肌の修復や保湿を助ける成分です。肌荒れ、湿疹、かぶれ、ひび割れなどの皮膚トラブルの改善に効能を発揮します。傷の治癒を促進し、皮膚を保護します。

トコフェロール酢酸エステル (60mg): 脂溶性ビタミンの一種で、強い抗酸化作用を持ち、細胞を酸化ストレスから保護します。末梢血行障害の改善、肌荒れや肌の乾燥予防、老化防止、冷え性の改善、月経困難症の緩和に効能を発揮します。