富士薬品「赤玉はら薬」成分解説
富士薬品「赤玉はら薬」は、下痢,消化不良による下痢,食あたり,はき下し,水あたり,くだり腹,軟便,腹痛を伴う下痢のために6種類の有効成分を配合した胃腸薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
ロートエキス3倍散 (150mg): ナス科の植物から抽出したエキスを希釈した製剤で、抗コリン作用を持ちます。 アトロピンなどのアルカロイドが副交感神経のムスカリン受容体を遮断し、分泌抑制や平滑筋弛緩作用を示します。 胃痙攣、腸管痙攣、気管支痙攣などの症状緩和に効果があります。
ウルソデオキシコール酸 (30mg): 胆汁酸の一種で、肝臓・胆嚢の機能改善や胆石溶解作用があります。 この成分は肝細胞膜を保護し、肝機能を改善します。また、胆汁の流れを促進し、コレステロール系胆石を溶解する作用があります。 肝機能障害、胆石症、胆汁うっ滞などの改善に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、下痢,消化不良による下痢,食あたり,はき下し,水あたり,くだり腹,軟便,腹痛を伴う下痢を効果的に緩和します。アクリノール水和物が作用, タンニン酸ベルベリンが作用するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、本剤を服用している間は,次の医薬品を服用しないでください。 胃腸鎮痛鎮痙薬,ロートエキスを含有する他の胃腸薬,乗物酔い薬、服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないでください。 (目のかすみ,異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります。)、授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けてください。 (母乳に移行して乳児の脈が速くなることがあります。)。
適切な用法
次の量を1日3回を限度とし,水またはぬるま湯で服用してください。
服用間隔は4時間以上おくこと
[年齢:1回量:1日服用回数]
15才以上:6錠:3回まで
11才以上15才未満:4錠:3回まで
8才以上11才未満:3錠:3回まで
5才以上8才未満:2錠:3回まで
3才以上5才未満:1錠:3回…を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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