小林製薬「丸薬七ふく」成分解説

小林製薬「丸薬七ふく」は、・便秘
・便秘に伴う次の症状の緩和：頭重，のぼせ，肌あれ，吹出物，食欲不振（食欲減退），腹部膨満，腸内異常発酵，痔のために7種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

ダイオウ末 (1000mg): タデ科の植物の根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、緩下作用があります。この成分はアントラキノン誘導体が大腸を刺激し、蠕動運動を促進して排便を促します。便秘の改善、腸内環境の浄化に効果があります。また、抗炎症作用も持ちます。

アロエ末 (340mg): ユリ科の植物の葉から得られる乾燥粉末で、緩下作用や皮膚保護作用を持ちます。この成分はアントラキノン配糖体が大腸を刺激し、蠕動運動を促進します。また、多糖類が保湿・保護作用を示します。便秘の改善、皮膚の乾燥・炎症の緩和に効果があります。

オウレン末 (100mg): キンポウゲ科の植物の根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、抗炎症、抗菌、解熱作用を持ちます。この成分はベルベリンなどのアルカロイドが抗菌・抗炎症作用を示し、また消化管の蠕動運動を調整します。口内炎、のどの炎症、胃腸の不調、下痢などの症状改善に効果があります。

オウゴン末 (200mg): コガネバナの根を乾燥させて粉末にした生薬で、抗炎症、解熱、抗アレルギー作用を持ちます。バイカリンなどのフラボノイドが抗炎症作用、抗アレルギー作用を示します。発熱、のどの炎症、口内炎、ニキビなどの炎症性疾患の症状緩和に効果があります。

センキュウ末 (760mg): セリ科の植物の根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、血行促進、鎮痛作用を持ちます。冷え性、月経不順、月経痛、肩こり、頭痛などの改善に効果があります。

成分の相互作用と総合効果

これらの成分が総合的に作用することで、・便秘
・便秘に伴う次の症状の緩和：頭重，のぼせ，肌あれ，吹出物，食欲不振（食欲減退），腹部膨満，腸内異常発酵，痔を効果的に軽減します。ダイオウ末が作用, アロエ末が効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。

使用上の注意

この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。一般的な注意点として、過剰摂取や長期連用は避け、アレルギー反応が現れた場合は使用を中止してください。

適切な用法

下記用量（１回量）を１日２回朝夕の空腹時に服用すること。
成人（１５歳以上）　　　　１５〜３０粒
１１歳以上　１５才未満　　１０〜２０粒
７歳以上　１１才未満　　　７〜１５粒
５歳以上　　７才未満　　　５〜１０粒
ただし、初回は最小量を用い、便通の具合や状態をみながら、少しずつ増量又は減量すること。を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。