救心製薬「救心」成分解説
救心製薬「救心」は、動悸,息切れ,気付けのために9種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
センソ (5mg): ヒキガエルの皮膚腺分泌物を乾燥させた生薬で、鎮痛・強心作用があります。 ブフォテニンなどのアルカロイドが中枢神経系に作用し、鎮痛効果をもたらします。 痛みの緩和、心機能の改善に効果があります。特に打撲や捻挫などの外傷による痛みに用いられます。
ゴオウ (4mg): 牛の胆石を乾燥させた生薬で、鎮静・解熱作用を持ち、精神不安や興奮状態を鎮める効果があります。 中枢神経系に作用して興奮を抑制し、また解熱作用を示します。抗炎症作用も持つとされています。 精神不安、興奮状態、頭痛、めまい、のぼせなどの症状緩和に効果があります。
ロクジョウ末 (5mg): シカの角の幼角を粉末にした生薬で、強壮、滋養強壮作用を持ちます。 この成分はタンパク質やミネラル、コラーゲンなどの成分が滋養効果を示し、また造血作用も持ちます。 貧血、疲労倦怠感、虚弱体質、更年期障害などの改善に効果があります。
ニンジン (25mg): ウコギ科の植物の根を乾燥させた生薬で、強壮、健胃、滋養強壮作用があります。 疲労回復、体力増強、食欲不振、虚弱体質の改善、ストレス抵抗力の向上に効果があります。
ジンコウ (3mg): 沈香木の樹脂部分を乾燥させた生薬で、中枢神経の興奮、鎮痛、鎮静作用を持ちます。 この成分はセスキテルペン類などの成分が中枢神経系に作用し、状況に応じて興奮または鎮静効果をもたらします。 神経症、うつ状態、めまい、頭痛などの症状改善に効果があります。また、香料としても用いられます。
リュウノウ (2.7mg): 龍脳樹から得られる結晶成分で、中枢神経刺激作用や局所刺激作用を持ちます。 中枢神経系を刺激して呼吸や循環を促進し、また局所的な血行促進作用も示します。 意識障害、ショック状態、神経痛、筋肉痛などの症状改善に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、動悸,息切れ,気付けを効果的に緩和します。センソが効果を発揮, ゴオウが効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 用法・用量を守り、アレルギー症状が現れた場合は使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
適切な用法
朝夕および就寝前に水またはお湯で服用すること
[年齢:1回量:服用回数]
大人(15才以上):2粒:1日3回
15才未満:服用しないことを目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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