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至誠堂製薬「マザーセブン」成分解説

至誠堂製薬「マザーセブン」は、貧血,肩のこり,神経痛,月経痛,月経不順,頭痛,のぼせ,足腰の冷え,更年期障害,産前産後の衰弱回復のために16種類の有効成分を配合した鎮痛薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。

主要有効成分の特徴と健康への影響

ニンジン末 (10mg): ウコギ科の植物の根を乾燥させて粉末にした生薬で、強壮、健胃、滋養強壮作用があります。 この成分はサポニン類(ジンセノシドなど)が中枢神経系や内分泌系に作用し、適応力を高めます。 疲労回復、体力増強、食欲不振、虚弱体質の改善、ストレス抵抗力の向上に効果があります。

サフラン (1mg): アヤメ科の植物の雌しべを乾燥させた生薬で、鎮静、鎮痛作用を持ちます。 神経症、ヒステリー、気分の落ち込み、月経困難症などの改善に効果があります。

トウキ末 (50mg): セリ科の植物の根を乾燥させて粉末にした生薬で、血行促進、強壮、鎮痛作用を持ちます。 血流を改善し、末梢循環を促進します。また、女性ホルモン様作用も持つとされています。 冷え性、月経不順、月経痛、貧血、疲労倦怠感などの改善に効果があります。

センキュウ末 (50mg): セリ科の植物の根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、血行促進、鎮痛作用を持ちます。 リグスチリドなどの成分が血流を改善し、末梢循環を促進します。また、鎮痛・鎮静作用も持ちます。 冷え性、月経不順、月経痛、肩こり、頭痛などの改善に効果があります。

シャクヤク末 (30mg): ボタン科の植物の根を乾燥させて粉末にした生薬で、鎮痛、鎮痙、抗炎症作用を持ちます。 ペオニフロリンなどの成分が中枢神経系や平滑筋に作用し、鎮痛・鎮痙効果を示します。また、抗炎症作用も持ちます。 月経痛、筋肉の痙攣や痛み、頭痛、腹痛などの症状緩和に効果があります。

ボタンピ末 (20mg): ボタン科の植物の根皮を乾燥させて粉末にした生薬で、鎮痛、鎮静、抗炎症作用を持ちます。 ペオニフロリンなどの成分が中枢神経系や自律神経系に作用し、鎮痛・鎮静効果を示します。 頭痛、神経痛、月経痛、めまい、のぼせなどの症状緩和に効果があります。

チアミン硝化物 (3mg): ビタミンB1の一種で、糖質の代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たします。 この成分は糖質の代謝に必要な補酵素として機能し、神経細胞のエネルギー産生をサポートします。 疲労回復、神経痛の緩和、食欲不振の改善、アルコール代謝の促進に効果があります。

リボフラビン (1mg): 水溶性ビタミンの一種で、エネルギー代謝や細胞の成長に関わる重要な栄養素です。 酵素の補因子として機能し、糖質・脂質・タンパク質の代謝に関与します。抗酸化作用も持ちます。 皮膚や粘膜の健康維持、エネルギー代謝の促進、目の健康維持、貧血予防に効果があります。

ピリドキシン塩酸塩 (3mg): 水溶性ビタミンの一種で、体内でのアミノ酸代謝やエネルギー産生に重要な役割を果たします。 神経障害の予防・改善、貧血の予防、免疫機能の向上、ホルモンバランスの調整、皮膚や粘膜の健康維持に寄与します。

シアノコバラミン (2μg): ビタミンB12の一種で、造血作用や神経機能の維持に重要な役割を果たします。 DNA合成や赤血球の形成に関与し、神経細胞のミエリン鞘の維持にも必要です。また、タンパク質やエネルギー代謝にも関わっています。 貧血の予防・改善、神経痛の緩和、疲労回復、記憶力低下の改善に効果があります。

トコフェロール酢酸エステル (30mg): 脂溶性ビタミンの一種で、強い抗酸化作用を持ち、細胞を酸化ストレスから保護します。 この成分は活性酸素による脂質の過酸化を防ぎ、細胞膜や組織を保護します。血行を促進する作用もあります。 末梢血行障害の改善、肌荒れや肌の乾燥予防、老化防止、冷え性の改善、月経困難症の緩和に効果があります。

パントテン酸カルシウム (20mg): ビタミンB5の一種で、エネルギー代謝や脂質代謝に重要な役割を果たします。 この成分は補酵素Aの構成成分として、糖質・脂質・タンパク質の代謝に関わります。また、副腎の機能維持にも関与します。 皮膚や粘膜の健康維持、脂質代謝の促進、疲労回復、ストレス耐性の向上に効果があります。

ニコチン酸アミド (30mg): 水溶性ビタミンの一種で、細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たします。 この成分はNAD・NADPという補酵素の一部として、糖質・脂質・タンパク質の代謝に関わります。また、末梢血管を拡張させる作用もあります。 皮膚や粘膜の健康維持、エネルギー代謝の促進、血行改善に効果があります。

無水カフェイン (50mg): 中枢神経を刺激する作用がある成分で、眠気を抑え、一時的な疲労感を軽減します。 頭痛・片頭痛の緩和、眠気の抑制、一時的な疲労感の軽減、呼吸器系の機能改善に効果があります。

ブロモバレリル尿素 (100mg): 鎮静・催眠作用を持つ成分で、不安や緊張の緩和、入眠の促進に用いられます。 不眠症、不安、緊張感の緩和に効果があります。


成分の相互作用と総合効果

これらの成分が総合的に作用することで、貧血,肩のこり,神経痛,月経痛,月経不順,頭痛,のぼせ,足腰の冷え,更年期障害,産前産後の衰弱回復を効果的に緩和します。ニンジン末が症状を緩和, サフランが症状を緩和するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。

使用上の注意

この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けること、服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないこと。(眠気等があらわれることがある。)、アレルギー症状を起こしたことがある人。


適切な用法

次の量を食後服用して下さい。

[年齢:1回量:服用回数]
大人:1〜3錠:1日1回
15歳未満:服用しないことを目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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