小林製薬「アイボンd」成分解説
小林製薬「アイボンd」は、目の洗浄,眼病予防(水泳のあと,ほこりや汗が目に入ったときなど)のために7種類の有効成分を配合した医薬品です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
イプシロン-アミノカプロン酸 (200mg): 抗プラスミン作用を持つ成分で、出血を阻害します。 この成分はプラスミノーゲンのプラスミンへの変換を阻害し、フィブリン溶解を抑制することで止血効果を示します。 口内炎、歯肉出血、鼻出血、皮下出血などの出血症状の改善に効果があります。
アラントイン (30mg): 細胞の再生を促進し、肌の修復や保湿を助ける成分です。 角質層の水分保持能力を高め、傷ついた組織の新陳代謝を促進します。また、抗炎症作用も持ちます。 肌荒れ、湿疹、かぶれ、ひび割れなどの皮膚トラブルの改善に効果があります。傷の治癒を促進し、皮膚を保護します。
グリチルリチン酸二カリウム (10mg): 甘草(カンゾウ)から抽出される成分で、抗炎症作用や抗アレルギー作用を持ちます。 この成分はコルチゾールの代謝を阻害することで抗炎症作用を示し、また免疫調節機能も持ちます。 炎症やアレルギー症状の緩和、口内炎やのどの痛みの軽減、肝機能の保護、胃粘膜の保護に効果があります。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 (3mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。 ヒスタミンH1受容体をブロックすることで、かぜ症状やアレルギー反応の原因となる炎症反応を阻害します。 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状や、かぜによる炎症反応を緩和します。
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム (50mg): 関節軟骨の主要成分の一つで、関節の潤滑と保護に働きます。 関節軟骨の構成成分として軟骨の弾力性を維持し、関節の動きをスムーズにします。また、抗炎症作用も持ちます。 関節痛の緩和、関節の可動性向上、関節の健康維持に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、目の洗浄,眼病予防(水泳のあと,ほこりや汗が目に入ったときなど)を効果的に緩和します。イプシロン-アミノカプロン酸が症状を緩和, アラントインが作用するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 一般的な注意点として、過剰摂取や長期連用は避け、アレルギー反応が現れた場合は使用を中止してください。
適切な用法
1日3〜6回,1回5mLを用いて洗眼する
ただし,洗眼カップの使用に当たっての具体的方法は,下記「使用方法1」又は「使用方法2」のどちらかとする
使用方法1
1.本剤を添付洗眼カップの内側の線(5mL)まで入れ,目にぴったりと押し当てる
2.次にカップを目に押し当てたまま,液がこぼれないよ…を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

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