明治薬品,大正製薬「パブロンせき止め液」成分解説
明治薬品,大正製薬「パブロンせき止め液」は、せき、たんのために6種類の有効成分を配合した鎮咳去痰薬です。この薬に含まれる各成分の特徴と健康への影響について解説します。
主要有効成分の特徴と健康への影響
ジヒドロコデインリン酸塩 (30mg): 中枢性鎮咳薬で、脳の咳中枢に直接作用して咳を阻害します。 乾いた咳や痰の絡まない咳の抑制に効果的です。風邪やアレルギーによる咳を緩和します。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 (8mg): 抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状や、かぜによる炎症反応を緩和します。
グアイフェネシン (200mg): 去痰作用を持つ成分で、気道分泌物を薄め、痰の排出を促進します。 咳と痰を伴う呼吸器系疾患(風邪、気管支炎など)の症状緩和に効果があります。
キキョウ流エキス (0.8g): キキョウの根から抽出したエキスで、去痰、鎮咳、抗炎症作用を持ちます。 この成分はサポニンやフラボノイドなどの成分が気道分泌物を調整し、また炎症を阻害します。 咳、喘息、気管支炎などの呼吸器症状の緩和に効果があります。
成分の相互作用と総合効果
これらの成分が総合的に作用することで、せき、たんを効果的に緩和します。ジヒドロコデインリン酸塩が作用, dl‐メチルエフェドリン塩酸塩が効果を発揮するなど、複数の作用機序により症状の改善をサポートします。
使用上の注意
この薬の効果を最大限に得ながら副作用のリスクを最小限に抑えるためには、用法・用量を守ることが重要です。 特に注意すべき点として、本剤を服用している間は,次のいずれの医薬品も使用しないでください 他の鎮咳去痰薬,かぜ薬,鎮静薬,抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬,乗物酔い薬,アレルギー用薬等)、服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないでください (眠気等があらわれることがあります)、授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けてください。
適切な用法
添付の目盛付コップで次の量をはかり、1日3回食後又は食前に服用してください。更に就寝前に1回服用できます。必要な場合は1日6回まで服用しても差し支えありませんが、その場合には約4時間の間隔をおいて服用してください。
[年令:1回量:服用回数]
成人(15才以上):10mL:1日3回
12才〜1…を目安に使用してください。症状が改善しない場合や副作用が現れた場合は、使用を中止し医療専門家に相談することをお勧めします。

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- 新型オービスのダミーが全国の警察で増殖する? - 2025年7月26日
- クレジットカードのブラックリストの存在は嘘? - 2025年7月26日
- iPhone容量不足をクラウドで解決するテクニック - 2025年7月25日
- 交通違反件数で第2位「速度違反」なら第1位は? - 2025年7月25日
- 夏フェスで不測の事態でも安全に避難する裏ワザ - 2025年7月25日