自然な動きに驚くこと必至の動画生成AIサービス

動画生成AIサービスの多くは「テキスト→動画」か「写真→動画」の2ルートです。「KLING AI」はそれを爆速で生成してしまう中国発の動画生成AIサービスです。また、「GoEnhance」は「動画→動画」の生成が可能。実写動画をアニメ化したり、顔だけ入れ替えなどの動画生成が手軽に楽しめます。

動画生成AIはテキストから動画が瞬時

「KLING AI」は現地でSNSなどを運営する快手が開発したAIで、時間がかかりがちな動画生成も瞬時に行えます。写真の動画化ではやや顔の処理が気になりましたが、無料の範囲内でここまでできるなら合格点。中国のAI力を確かめてみましょう。

まずはテキストから動画を生成してみました。「police car,highway,oldman」とオーダー。時速50㎞ほどで走行する、アメリカンなパトカーの動画が生まれました。運転席にはロマンスグレーの警察官がおり、まるで映画のワンシーンのようです。

続いて、動画から動画を生成してみます。海に浸かって防水グッズを検証中のライターがエサです。プロンプトは「singing」。注文通り、全身を使って熱唱し始めました。当然、元は静止画なので腕の動きなどはAIが作ったものになります。

動画生成AIサービスの多くは「テキスト→動画」か「写真→動画」の2ルートですが、この「GoEnhance」は無料で「動画→動画」の生成が可能です。

実写動画をアニメ化したり、好きな顔との入れ替え（フェイススワップ）が主な機能。YouTuberデビューしたいけど顔バレは避けたい人の、素材作りにも活用できるでしょう。

「GoEnhance」はMP4データ起点で、動画生成が可能。YouTube動画を食わせてみると…音声や動きはそのままに、人物や背景だけがアニメ化されました。絵柄の種類も十数種類から選べます。

ラジオライフ編集部：三才ブックス

モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

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