AIカメラが防犯以外の多くのジャンルで活躍中!
近ごろ、耳にするようになった「AIカメラ」というワード。簡単に説明すると、レンズを通して得た画像や映像を、AIが識別・分析するカメラのことを指します。ソニーのミラーレスカメラには「瞳AF」がありますが、これもAIが人間の瞳を瞬時に識別して、ピントを合わせてくれる機能です。AIカメラを詳しく見ていきましょう。

AIカメラがヘルメット着用を監視する
「AIカメラ」は、防犯用の見守りカメラとして普及しています。すなわち、カメラが捉えた映像や音をAIが正確に識別して、空き巣などの侵入を警告してくれるというわけです。
AIカメラは防犯以外の分野でも活躍中。工事現場で作業員と危険物との距離をチェックしたり、車内ではドライバーのあくびを観測したりするなど、危険予測に利用されています。
例えば、三菱イノベーションの「AI危険予測システム」は、作業員がヘルメットを着用しているかや、重機との距離をAIが監視。現場の重大な事故を防ぐプログラムが施されています。
AIカメラが認知症患者の徘徊を防ぐ
oToBriteの「Wi-Fiドライバーモニタリングシステム」は、運転中のドライバーに対して注意散漫やあくび、喫煙の有無などをチェック。事故防止と勤怠管理の両面が見込めます。
earth eyesの「火の見櫓AI」は、街の中心地に火の見櫓(やぐら)を立て、頂上からカメラで撮影。火災や土砂崩れの有無などのほか、不審者の検知もピンポイントで可能だといいます。
OPTiMの「AI Camera Enterprise」は、あらかじめ顔登録を行った認知症患者の徘徊などを防ぐためのシステム。病院内の混雑具合や、消毒頻度などもチェックできます。
パナソニックの「冷蔵庫AIカメラ」は、同社の冷蔵庫に外付けできるAIカメラで、切らしている食品や庫内の状況が外出先でも分かるようになります。価格は55,440円です。

ラジオライフ編集部

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