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3代目ブルーインパルスに施された仕様変更とは

2025年も人気上昇中の「ブルーインパルス」。松島基地(宮城県東松島市)を拠点に訓練を行い、航空自衛隊の活動を広報することや、国民に夢や感動を与えることを目的として、全国で展示飛行を実施しています。そんなブルーインパルスで使用されている機体は、現在は3代目。どんな機体が使われてきたのか見ていきましょう。


3代目ブルーインパルスに施された仕様変更とは

3代目ブルーインパルスの風防の厚さ

「T-4」は練習機や連絡機として使用されていますが、ブルーインパルスで使用される機体で明らかに異なるのは塗装。青と白で構成されたシャープな印象でF-86F時代のデザインのオマージュであるといわれています。

機体後部の排気口付近にスモークオイルを出すためのノズルが設置され、操縦桿の人差し指が当たる部分にスモーク用のトリガースイッチがあるほか、垂直尾翼の方向舵の作動範囲は通常機よりも作動角が大きくなっています。

また、操縦席前の風防の厚さが通常機が11mmであるのに対して22.4mmと厚くなっているなど、見た目には分かりにくいものの、アクロバット飛行に不可欠な仕様変更が細部まで行われているのです。


3代目ブルーインパルスは小型な機体

なお、初代のブルーインパルスは1960~1981年に運用された、ノースアメリカンの「F-86F」。当時の主力戦闘機をアクロバット飛行に使用していました。

2代目の機体となったのは、1982~1995年に運用された三菱重工業の高等練習機「T-2」です。青地に白と水色の機体配色は、一般公募をアレンジしたものでした。

そして、3代目として1996年からは川崎重工業の中等練習機「T-4」を使用。戦闘機よりも小型な機体は、軽快なアクロバット飛行を可能にしました。一般塗装のT-4は、グレー塗装が施されて教育飛行隊などに配備されるほか、各戦闘機部隊にも訓練&連絡用として配備されています。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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