ネズミ捕りとオービスで検挙数が多いのどっち?
スピード違反の取り締まりというと、無人式の「オービス」や有人式の「ネズミ捕り」がよく知られています。実際、オービスの存在を事前に察知するGPSレーダー探知機やオービスアプリが人気です。それでは、実際のスピード違反の検挙数は、ネズミ捕りとオービスではどちらが多いのでしょう。
ネズミ捕りは警察官が待ち伏せする
スピード違反の取り締まりは大きく「無人式」と「有人式」に分類できます。無人式は、路上に設置されたカメラと赤外線ストロボでスピード違反者を自動的に撮影する固定式がほとんど。これがいわゆる「オービス」です。
一方の有人式は、警察官が現場で行う取り締まり。警察官が連携して速度違反車を待ち伏せして取り締まる「ネズミ捕り」や、違反車の背後をパトカーや白バイが一定区間を同間隔で走行する「追尾式」があります。
じつはスピード違反取り締まりの検挙数の内訳は、だいたい「ネズミ捕り」が半分で、もう半分がパトカーなどの「追尾式」。オービスでのスピード違反の検挙数は、全体件数のほんの数%程度でしかないのでした。
ネズミ捕りと追尾式が検挙数の大部分
警察庁のデータで、具体的なスピード違反の取り締まり件数が分かるデータを見てみると、スピード違反の取り締まりの検挙割合は「定置式」といわれるネズミ捕りが53.1%で、「追尾式」が43.6%です。
スピード違反の取り締まりにおいて「オービス」による検挙数はわずか3.3%でした。スピード違反の大部分は、ネズミ捕りと追尾式によって検挙されているということになります。
すなわち、スピード違反の検挙はほとんどが有人式の取り締まりによるもの。有人式だからこそ、ドライバーが制限速度をオーバーしがちなポイントやタイミングを捉えられるということです。ふだんから制限速度を守って安全運転を心がけるようにしましょう。
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ラジオライフ編集部
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