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覆面パトカーが市販車と違っているポイントは?

高速道路などで交通違反の取り締まりに活躍しているのが「覆面パトカー」。一見すると市販モデルと変わらないような外観となっていますが、車内・車外には交通違反の取り締まりに必要な装備を密かに搭載しています。市販車になく覆面パトカーだけが持つ装備の数々を詳しく見ていきましょう。


覆面パトカーが市販車と違っているポイントは?


覆面パトカーの赤色回転灯は90度回転

スピード違反を始めとする交通違反の取り締まりを任務とするパトカーは、白黒・覆面に限らず「交通取締用四輪車」と呼ばれています。覆面仕様の交通取締用四輪車はトヨタ・クラウンが大半を占めていますが、車種に限らず必ず搭載している装備があります。

覆面パトカーにあって市販モデルにない特徴的な装備が、天井のフタが開いて現れる「反転式赤色灯」でしょう。反転式とはいいますが、現在のタイプは横向きに倒れた状態で格納された赤色灯が90度回転して起き上がる仕組みです。

覆面パトカーにはもう2か所「赤色灯」が付いています。一つは車両前部で、クラウンの場合はフロントグリル内に2個設置。もう1か所はトランクルームの内側で、こちらは停車時にトランクを開けて警告用に使用するものです。

赤色灯と並ぶ覆面パトカーならではといえる装備が、取り締まり時にサイレンを鳴らしたり警告用の音声を流す「サイレンアンプ」です。サイレンアンプからのサイレンや音声は、フロントグリル内に設置されたスピーカーから流れます。


覆面パトカーが赤色灯を前面だけ点灯

また、赤色灯のON/OFFや反転式赤色灯を表に出す操作は、サイレンアンプにあるボタンで行うため、覆面パトカーの赤色灯はサイレンアンプと必ずセットで使用する仕組みです。

また、覆面パトカーには、天井の赤色回転灯と前面の赤色警光灯を別々にコントロールできる独自の機能があります。このため、覆面パトカーは前面の赤色灯だけ光らせて天井を光らせない…といった走行も可能なのです。

覆面パトカーに欠かせない装備に、スピード違反をした自動車のスピードを記録するためのストップメーターもあります。このほか、乗車時に邪魔となる警棒を格納するホルダーを助手席側と運転席側に装備、後部座席で調書を書くのに便利な室内ライトも標準装備です。

また、覆面パトカーも警察無線は必要なので、市販車のものより大型のアンテナ「ユーロアンテナ」をルーフ後方に装備するケースが多く見られます。逆に、装備面で市販車よりダウングレードといえるのがシートで、パトカー仕様の簡素なデザインです。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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