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ループコイル式オービス「LH型」価格が判明した

高速道路を走るドライバーにとって、天敵ともいえる存在が速度を自動で測定し、カメラでスピード違反車を撮影して取り締まる「オービス」です。なかでも、道路に測定装置を埋め込む「ループコイル式」は、大掛かりな工事が必要で設置コストも高そうです。はたして、実際にループコイル式オービス1台を設置するコストはいくらなのでしょうか。


ループコイル式オービス「LH型」価格が判明した

ループコイル式オービスが増加中

走行速度を自動で計測し、違反者についてはカメラで撮影して取り締まる「オービス」は、全国各地の高速道路や交通量の多い主要道路に設置されています。最近は、より小型で移動可能な新型オービスも登場・稼働していますが、数としてはいまだ固定式オービスが圧倒的に多数です。

固定式オービスには、速度測定方法により「レーダー式」「ループコイル式」「レーザー式」の3種類があります。このうち、レーダー式オービスについては製造メーカーの撤退により撤去が進む一方、レーザー式オービスに関してはまだ少数派です。結果として、ループコイル式オービスの割合が増えています。

ループコイル式オービスでは、道路内に埋め込まれた2か所のコイルを通過する時間差から速度を測定。ループコイル式オービスはスピード違反の車両を発見すると、カメラで撮影する仕組みです。ループコイル式オービスの撮影に必要なカメラとストロボは、「L型」では道路脇、「LH型」では逆L字型の鉄塔を建て、車線上方に設置します。


ループコイル式オービスの価格が判明

ループコイル式オービスは、国内では東京航空計器1社のみが製造・販売を行っており、一般的に速度取り締まり装置を指す「オービス」という名称も、同社製の商品名から取られています。

現在、ループコイル式オービスはL型・LH型ともに撮影用カメラはデジタル化され、撮影された違反者の画像は回線を通じて各都道府県警の中央装置へ即時伝送。このため、ループコイル式のオービスには大掛かりな道路工事や回線工事が必要となり、設置費用は高額となりそうです。

そこで、警察庁の発表資料を調べてみたところ、2019年度に国費で埼玉県警と岡山県警が導入したループコイル式オービスの価格が判明。いずれも、ループコイル式オービス1台あたり設置工事費込みで3500万円(税抜)となっていました。このうち、埼玉県警の新規ループコイル式オービスは関越道に設置されたLH型です。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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