LYTRO ILLUMは後からピントの位置が決められる
一眼レフなど本格的なカメラで手間取るのが、ピントや露出補正。ピントがズレていたり、露出オーバーだとすべて台無しです。画像編集ソフトである程度修正できますが、やはり限界が…。しかし、この第3のカメラ「LYTROILLUM」なら、後からピントや絞りが変えられます。
ハイパーハイテクカメラLYTRO ILLUM
LYTRO ILLUMは35mm換算で焦点距離30~250mmの光学式ズームレンズを搭載。出力画素数は400万画素で、解像度は2450×1634ドットです。サイズは145W×86H×166Dmmで重さは940g。実勢価格は181,440円になります。
普通のC-MOSセンサーが光の強弱や色だけなのに対し、LYTRO ILLUMのC-MOSライトフィールドセンサーは入射角も記録。レンズに入る光の束を、方向まで含めて丸ごと記録することで可能となったハイパーハイテクカメラです。
2012年発売の第1世代からセンサー数が約4倍になりました。LYTRO ILLUMは実用レベルでも申し分ないものになっています。
LYTRO ILLUMは現像でピントを変更
LYTRO ILLUMは全域f/2.0の大口径レンズやタッチパネル式のバリアングルモニターを採用。背面は傾斜がつき、胸の前で構えた時に最も見やすくなるデザインです。ピント変更が可能な範囲(被写界深度)はカラーバー表示で確認します。
LYTRO ILLUMの現像は無料の専用ソフトを使います。ホワイトバランスやトーン、彩度などの色調補正項目に並んで、注目すべきは「仮想カメラ」モード。ここで、ピントや絞りを変更できるのです。
フォーカスポイントは画像をマウスでクリックして指定。顔全体にピントを合わせたい時は「FOCUS SPREAD」で被写界深度アシストを有効にし、スライドバーを操作すると、青色と黄色のアシスト色で被写界深度が確認できます。
ファイル形式はLytro RAW(拡張子は.lfp)で、画像サイズは1枚で約50Mバイトです。(文/板倉正道)
ラジオライフ編集部
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