フリラーから絶大な支持を得る「DJ-DPS70」とは
デジタル簡易無線登録局の世界でも、アルインコは独自の道を突き進んでいます。その中で、ホビーユーザーの決定版といわれる「DJ-DPS70」をを紹介しましょう。アマチュア無線機と同タイプのバー式のSメーターや、周波数表示機能を搭載したDJ-DPS70がフリラーから絶大な支持を得ている理由を見ていきます。
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DJ-DPS70でフリラー運用も大きく変化
無線の免許無しで楽しめるライセンスフリー無線には、デジタル簡易無線登録局や特定小電力無線などの4つのバンドが存在。これらをまとめて「フリラ」、その愛好家を「フリラー」と呼びます。語源は和製英語の「フリーライセンス・ラジオ」です。
アルインコの「DJ-DPS70」のSメーターの登場により、フリラー運用も大きく変わりました。以前は、信号強度の交換は5段階のメリット方式でしたが、DJ-DPS70の登場により、アマチュア無線と同じ、了解度と信号強度で表現する「RSリポート」を交換するスタイルになったのです。
もちろん、送受信性能が高く、付属アンテナで150kmを越える遠距離交信を達成しています。特定小電力無線機で語り継がれている伝説的名言、「よく飛ぶアルインコ」は、デジ簡にも受け継がれているようです。
DJ-DPS70の上位機種が2021年に追加
2021年には、同じボディを使ったDJ-DPS70の上位機種「DJ-DPS71」を追加。基本設計は同じですが、Bluetooth機能を搭載しています。大音量のスピーカーマイク「EMS-87B」などを使用して、コードレス運用が可能です。
業務ユーザーに向けた機能の追加ですが、フリラー運用にも活用できます。自宅でデジ簡を運用する際、外部アンテナを接続できる場所は限られてきます。
しかし、DJ-DPS71ならばアンテナ直下に置いたまま、別の部屋で待ち受けができるので、貴重な交信を逃しません。DJ-DPS70シリーズは、フリラーの運用スタイルを大きく変えた名機として、語り継がれていくことでしょう。(文/デジ☆KAN太郎)
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ラジオライフ編集部
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